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BFグッドリッチ KO2はTireRack部門1位の実績派|KO3世代交代後のデメリットも徹底解説

BFグッドリッチ

【結論】BFグッドリッチ オールテレーンT/A KO2(BFGoodrich All-Terrain T/A KO2)は、2015年前後に国内投入され、いまなお指名買いされ続ける実績派のオールテレーンタイヤだ。後継モデルKO3への世代交代が進んだ現在も、限られたサイズながら市場に残り続けているという事実そのものが、この一本の完成度を物語っている。

米タイヤレック(TireRack)の消費者データでは、16万8千マイル分のレビューを集計したオンオフロードAT部門で首位を獲得した実績を持つ。国内でもみんカラの「パーツオブザイヤー2023」タイヤSUV/4×4部門で年間大賞1位に選ばれるなど、支持は世代を超えて続いている。

この名鑑では、耐外傷性を高めるサイドウォール設計から、後継KO3や同時代のライバルとの違い、現行で買えるサイズまで、KO2という一本がなぜこれほど長く選ばれ続けてきたのかを解き明かしていく。

なぜいまBFグッドリッチ KO2(BFGoodrich KO2)が「型落ちの完成形」と語られるのか

BFグッドリッチ KO2の側面デザインとホワイトレター

KO2は、BFグッドリッチが1976年の「ラジアル オールテレーンT/A」以来受け継いできたオールテレーン系譜の中で、先代「KO」からのフルモデルチェンジとして2015年前後に登場したモデルだ。

  • 系譜の重み:BFグッドリッチのオールテレーンは1976年発売の初代を起点とし、KOはその中でも長年にわたり定番として扱われてきた。KO2はその走破性・耐久性・デザイン性をさらに底上げする形で投入された。
  • 開発の核:本場アメリカのオフロードレースで培った知見をサイドウォール設計にフィードバックし、悪路走破時の外傷リスクを正面から抑え込むという方向性が一貫している。
  • 主戦場:LT(ライトトラック)規格を中心としたサイズ構成で、ジムニーやハイエース、ランドクルーザープラドといった本格四駆・SUVが主戦場。乗用車の普段使いを主眼に置いたタイヤではない。
  • 現在地:2024年9月に後継のKO3が国内投入され、現行の主力はすでにそちらへ移っている。KO2は在庫限りのポジションに変わりつつあるが、2026年9月時点でも一部サイズは現役で購入可能で、価格や手に入りやすさを理由にいまも選ぶ人がいるのが実情だ。

BFグッドリッチ KO2の技術に見る、走破性と耐久性の両立方法

BFグッドリッチ KO2のサイドウォールとショルダー部の構造

この一本が長く現場で支持されてきた理由は、大きく3つの工夫に集約できる。デザイン面での耐久力、素材面での耐外傷性、そして構造面での防御力が、それぞれ役割分担しながら悪路走破性を裏打ちしている。

  • ①アドバンスド・デフレクション・デザイン(=ショルダー部のV字型ブロック形状で経年の裂け・割れを抑制する設計):オフロードカスタムらしい力強い見た目を演出しながら、実用面でも経年劣化による裂け・割れのリスクを抑えている。デザイン性と実用性を両立させた発想だ。
  • ②タフサイドウォールラバー(=本場アメリカのレースからフィードバックされた高耐外傷性ゴム):石や岩でサイドウォールを傷つけやすいオフロード走行を想定し、強靭な耐外傷性を確保している。この技術系譜は後継KO3の「コアガード・テクノロジー」にも受け継がれている。
  • ③ショルダーゾーンのゴム厚増加(先代KO比):悪路走破時に外傷ダメージを受けやすいショルダー部分のゴム幅を、先代モデルよりも厚く設計。見えない部分での地道な補強が、耐久性の底上げにつながっている。

BFグッドリッチ KO2の性能を数値化する|7項目でみる強みと個性

BFグッドリッチ KO2の性能評価表

星ではなく5点満点の数値で整理したのは、KO2の得意・不得意を感覚論で終わらせず、項目ごとに切り分けて見たいからだ。第三者機関による実測値ではなく、TireRackの消費者データ・海外専門メディアのテスト記事・みんカラの実走レビューを踏まえた編集部の相対評価であることは、あらかじめお伝えしておく。

評価項目 スコア 根拠コメント
ドライグリップ 4.0 / 5.0 TireRackの集計でオンオフロードAT部門トップクラス評価。硬めのサイドウォールがコーナリング時の踏ん張りに寄与している。
ウェットグリップ 4.0 / 5.0 海外メディアのテストでは他のATタイヤより制動距離が短いという結果も。ハイドロプレーニング耐性も一定の評価を得ている。
静粛性 3.0 / 5.0 LT規格ゆえの走行音は残る。KO3への履き替えユーザーからは「静粛性が改善された」という声が複数あり、KO2はこの点で一歩譲る。
乗り心地 3.5 / 5.0 サイドウォールは硬めだが、装着車種によっては純正タイヤより転がりが良くなったという報告もある。
悪路走破性 4.5 / 5.0 本格四駆オーナーからの評価が特に高く、オン/オフどちらでも「頼もしい」という声が目立つ。
耐摩耗性・耐久性 4.5 / 5.0 先代KO比でトレッドライフの向上が公式にも謳われており、TireRackの集計でも耐摩耗性は上位評価。
デザイン性 4.5 / 5.0 ホワイトレターやゴツゴツしたショルダーデザインへの支持がみんカラで際立って多い。
  • 最大の強み:悪路走破性とデザイン性の高さ。実績十分な硬派なオールテレーンとしての地位は揺るがない。
  • 意外な健闘:ドライ・ウェットとも一定水準を確保しており、オンロードでの「素の走行性能」も決して弱くない。
  • 割り切っている点:静粛性は現行世代のKO3や最新のライバルには一歩譲る。ここは正直に認めておくべき部分だ。

BFGoodrich KO2とデューラーA/T002・ジオランダーA/T4 G018との決定的な違い

BFグッドリッチ KO2とライバルタイヤの比較イメージ

KO2という選択肢を検討するとき、比較の土台になりやすいのがブリヂストン デューラーA/T002とヨコハマ ジオランダーA/T4 G018だ。同じオールテレーンというジャンルに括られる3本だが、世代も設計思想もまったく異なる。

比較項目 BFグッドリッチ KO2 デューラーA/T002 ジオランダーA/T4 G018
発売時期 2015年前後(現在はKO3へ世代交代し限定サイズで流通) 2024年2月(先代A/T001の後継) 2024年(第4世代、先代G015からの刷新)
ラベリング 国内向けJATMAラベリングは非公表 国内向けJATMAラベリングは非公表(3PMSF取得) 非公表(3PMSF取得)
最大の強み 実績十分な悪路走破性とサイドウォールの耐外傷性 最新世代らしい低ノイズ設計とライフ性能のバランス アグレッシブなデザイン性と耐摩耗性、見た目を裏切る静粛性
性格 無骨で硬派なクラシックAT 快適性重視のオールステージ系 デザイン性と実用性を両立した現行世代の万能型
対象車種 ジムニー・ハイエース・ランドクルーザープラド等、LT規格中心 15〜18インチ、乗用車〜SUVまで幅広く対応 14〜20インチ、ラングラーやハイラックスなど本格四駆にも対応

3本を並べてみると、2024年に登場した2モデルがいずれも静粛性とライフ性能を武器にしているのに対し、KO2は「実績」という一点で勝負している構図が見えてくる。

  • 実績と価格のバランスならKO2:長年の使用実績とみんカラでの評価件数の多さが、判断材料として機能する。
  • 最新世代の静粛性・快適性ならデューラーA/T002:オンロード主体で普段使いの快適性も重視したい人に向く。
  • デザイン性と幅広いサイズ対応ならジオランダーA/T4 G018:本格四駆から乗用車ベースのSUVまで、車種の幅で選びたい人向け。
3本の中でKO2が担っているのは、最新世代にはない「使われてきた実績の重み」というポジションだ。
一方で、静粛性や快適性を最優先にするなら、デューラーA/T002やジオランダーA/T4 G018のような現行世代のほうが分がある点は隠さずに伝えておきたい。

⚠️BFグッドリッチ KO2のメリット・デメリット|実績十分な走破性は強いが、静粛性への期待は禁物

BFグッドリッチ KO2のメリットとデメリットを示すイメージ

KO2という一本には、世代の古さがそのまま長所と短所に色濃く反映されている。長年の実戦で鍛えられた部分と、時代の変化に置いていかれた部分の両方が、隠さず表に出ているタイヤだ。

⭕メリット:実戦で磨かれた走破性とサイドウォールの耐外傷性

本場アメリカのレースで培われたタフサイドウォールラバーと、経年劣化に強いショルダー設計が組み合わさることで、悪路走破時の安心感は世代を超えて評価されている。TireRackの大規模な消費者データでも耐摩耗性・トラクションともに高評価を得ており、「実際に使われてきた実績」という説得力は現行世代のライバルにはない強みだ。

❌デメリット:静粛性・重量感・サイズ限定、3つの物足りなさ

①ロードノイズが気になる場面がある

LT規格ゆえの走行音は残っており、KO3への履き替えユーザーからは「静粛性が改善された」という声が複数上がっている。裏を返せば、KO2の段階ではこの部分がまだ発展途上だったということだ。

②重量感からくる挙動を指摘する声もある

みんカラのレビューには「オン/オフとも頼もしいが、やはり重すぎる」という率直な意見も見られる。軽快なハンドリングを最優先したい人には引っかかるポイントになり得る。

③現行で選べるサイズがかなり限られている

KO3への世代交代が進んだことで、TIREHOODで現在購入できるのは2026年9月時点で2サイズのみ。装着したいサイズが残っているかどうかは、購入前に必ず確認しておきたい。

本格的な悪路走破と実績を最優先するならKO2は依然として魅力的だが、静粛性や幅広いサイズ選択を重視するなら、後継のKO3や現行世代のライバルとの比較検討が現実的だ。

BFグッドリッチ KO2は本当に”伝説のオールテレーン”なのか?実走レビューと専門家データで検証

BFグッドリッチ KO2の実走レビューを検証するイメージ

KO2が「伝説」とまで呼ばれる根拠はどこにあるのか。みんカラに集まった率直な投稿と、米タイヤレックが大規模に集めた消費者データを別々に確認していくことで、その評価の実態がつかめてくるはずだ。

ユーザーの声|見た目への支持と、音・重さへの本音

「見た目もカッコよくなり大変満足」

みんカラのパーツレビューには、中古品を含めKO2に履き替えたユーザーから、ホワイトレターの存在感やデザイン性を評価する声が数多く投稿されている。編集部の見立て:見た目の満足度は、投稿件数の多さそのものが物語っている。カスタム文化との相性の良さが根強い人気を支えていると言えそうだ。

「オン/オフとも頼もしいが、やはり重すぎる」

KO3への履き替えを機に投稿されたレビューには、KO2時代を振り返って「一度速度を上げるとスイーっと転がる感じは好きだったが、重すぎた」という率直な声もある。編集部の見立て:走破性への信頼と、重量に由来する挙動の重さは表裏一体だ。長年の実績が示す通り悪路での安心感は本物だが、軽快さを求める人には向き不向きが分かれる。

専門家の評|米タイヤレックの大規模消費者データ

16万8千マイル分のレビューでオンオフロードAT部門首位

米タイヤレック(TireRack.com)が集計した消費者レビューでは、KO2は11の評価項目中8項目で首位を獲得し、耐摩耗性・ウェット/ドライトラクション・冬季性能・乗り心地を含む10項目で「優秀」の評価を得たと報告されている。編集部の見立て:単一メディアの試乗評ではなく、大量の消費者データに基づく集計である点は説得力がある。ただし発表当時のデータであり、現行のKO3や最新ライバルとの直接比較ではない点は差し引いて見る必要がある。

BFグッドリッチ KO2がおすすめな人と最適な車種

BFグッドリッチ KO2が似合う車種のイメージ

実績と価格のバランスを重視しつつ、悪路走破性に妥協したくない本格四駆・SUVオーナーに、KO2はいまも応えてくれる一本だ。

一方で、静粛性を最優先したい人や、幅広いサイズから選びたい人には、後継のKO3やデューラーA/T002・ジオランダーA/T4 G018のほうが選択肢として現実的だろう。

  • ジムニー・ジムニーシエラのカスタムオーナー:フロテーションサイズでのインチアップとの相性が良く、ホワイトレターのデザイン性が映える。
  • ハイエースやランドクルーザープラドで実績重視の人:長年の使用データに裏打ちされた耐久性が、長距離・悪路走行での安心材料になる。
  • この用途なら他モデルが向く人:街乗り中心で静粛性を優先したいなら、後継のKO3やデューラーA/T002の方が満足度は高い。
タイヤサイズ 代表車種 価格目安(4本・税込) このサイズを選ぶ理由
30X9.50R15LT 104S ジムニー・ジムニーシエラ等 約120,560円〜(1本30,140円が目安) ジムニー系カスタムで定番のフロテーションサイズで、現行のTIREHOOD在庫でも安定して選べる
33X12.50R15LT 108R ジムニーシエラ・ハイラックス等のインチアップ車両 約151,360円〜(1本37,840円が目安) ホワイトレターの存在感を主張したいカスタム勢に人気の太めサイズ

※価格はTIREHOODの実売価格・税込(タイヤ本体のみ、工賃・送料別、2026年9月時点)を参照した目安。KO3への世代交代に伴い、上記以外のサイズは在庫限りで他の取扱店(オートバックス・フジコーポレーション等)での流通が中心となっている。装着予定のサイズが決まったら、在庫状況を含めて最新情報を確認したい。

BFグッドリッチ KO2(BFGoodrich KO2)のスペックとラベリング|サイズ展開と価格帯を総まとめ

BFグッドリッチ KO2のスペック一覧

メーカー BFグッドリッチ(BFGoodrich、ミシュラン傘下)
シリーズ オールテレーン T/A(All-Terrain T/A)
モデル KO2(BFGoodrich All-Terrain T/A KO2)
発売日 2015年前後(国内投入、先代「KO」からのフルモデルチェンジ)
対象 SUV・クロスオーバー・4×4車両全般(LT規格中心)
サイズ展開 かつては30X9.50R15〜LT325まで幅広いラインナップがあったが、2026年9月時点でTIREHOODの在庫は30X9.50R15LT・33X12.50R15LTの2サイズのみ(後継KO3への切り替えが進行中)
ラベリング 国内向けJATMAラベリングは非公表。3PMSF(スノーフレーク)刻印あり
価格帯 1本30,140円〜37,840円(2026年9月時点のTIREHOOD実売価格)

※価格は2026年9月時点でTIREHOODにて確認した税込・1本価格の目安。購入時は装着予定サイズの在庫・最新価格を販売店で確認してほしい。

まとめ:BFグッドリッチ KO2(BFGoodrich KO2)、世代交代の先も選ばれ続ける理由

BFグッドリッチ KO2のまとめイメージ

BFグッドリッチ KO2(BFGoodrich KO2)は、後継モデルKO3への世代交代が進んだいまも、実績に裏打ちされた走破性とデザイン性で選ばれ続けている一本だ。特に、本格四駆のカスタムオーナーや、長年の使用データに安心感を求める人には、KO2の持ち味がいまも十分に発揮される。

他方で、静粛性や幅広いサイズ選択を優先したい人にとっては、後継のKO3やデューラーA/T002、ジオランダーA/T4 G018といった現行世代を検討したほうが満足度は高いだろう。世代を超えて語り継がれる実績と、型落ちゆえのサイズ制約。その両面を正しく理解した上で選べば、KO2はいまも十分に現役の選択肢と言える。

TireRack実績とKO3への切り替え判断を、兄弟モデル・競合・俯瞰で深掘りする

KO2がTireRack部門で1位を獲った実績と、KO3世代交代後に残ったデメリットは本文で見えてきたはず。ここからは同じBFグッドリッチのKO3との違い、他社ATタイヤとの比較、そしてジャンル全体の俯瞰まで見ていこう。

同じBFグッドリッチのラインナップを深掘りする

他社ATタイヤと比較する

ジャンル全体とブランドから俯瞰する

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