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BFグッドリッチKO3徹底レビュー!燃費・重量・ホワイトレターの「リアルな真実」を公開

BFグッドリッチ

BFグッドリッチ「オールテレーン T/A KO3」は、世界的ロングセラーだったKO2の後継として登場した第5世代AT。ランクルやジムニー、デリカなど本格4WD層から絶大な支持を集める、悪路対応タイヤの代表格だ。

サイドウォールまで極厚な武骨さと、選ばれし者だけが手にできるホワイトレターの存在感。しかしその裏には「サイズによっては黒文字しかない」という、購入前に知らないと後悔する罠が潜んでいる。

本記事ではKO3の技術的な進化から燃費への影響、失敗しないサイズ選びまで、購入判断に直結する情報を余すところなく解説する。

  1. KO2からKO3へ―BFグッドリッチが手がけた「第5世代オールテレーン」の設計思想
    1. 「オールテレーンT/A」シリーズの系譜
    2. KO3誕生の背景
    3. 第5世代としての進化軸
    4. 想定ユーザー像
  2. トレッドウェア・タフネス・トラクション―KO3を支える3つのT技術を解剖する
    1. ニュー・オールテレーン・コンパウンド(=オンロードでも過酷なオフロードでも耐久性を発揮する新配合ゴム)
    2. フルデプス・3Dロッキングサイプ(=ブロックの倒れ込みを抑えるサイプ構造)
    3. 強化サイドウォール
  3. KO3の性能を5項目で採点|オフロード・ウェット・静粛性・耐久性・コスパ
  4. KO3とジオランダーA/T4・オープンカントリーA/T IIIとの決定的な違い
    1. 悪路特化・ドレスアップ最優先ならKO3の一択
    2. 街乗りの静かさと軽快さを取るならジオランダーA/T4
    3. 舗装路の快適性と軽さを最優先するならオープンカントリーA/T III
  5. ⚠️ 極厚サイドウォールの安心感と引き換えに、燃費と白文字を失うリスク
    1. ⭕ サイドウォールまで抜かりない極厚設計、圧倒的な耐カット性という武器
    2. ❌ 国産ATとは別次元の重さと、「ホワイトレター消失」という2つの誤算
  6. ユーザーの声/専門家の評―KO3は本当に「進化」したのか
    1. ユーザーの声
    2. 専門家の評
  7. ランクル・ジムニー・デリカ―KO3が似合う車種とサイズの選び方
    1. クロカン・本格4WD
    2. SUV(ミドル〜ラージ)
    3. ピックアップトラック
    4. 向かない車種
    5. 車種別・人気カスタムサイズ早見表
  8. KO3のサイズラインアップとテクニカルスペック一覧
  9. まとめ:燃費を差し出してでも、KO3が届ける「最強の安心感」
  10. 関連記事

KO2からKO3へ―BFグッドリッチが手がけた「第5世代オールテレーン」の設計思想

BFグッドリッチ オールテレーン T/A KO3を装着したSUV

BFグッドリッチは、モータースポーツ由来の無骨なタフさで知られるアメリカ発のオフロードタイヤブランドだ。

そのラインアップの中核を担うのが「オールテレーン T/A」シリーズであり、最新世代として2024年9月に登場したのが「KO3」である。

発売から2シーズン目を走り切った現在地点で見ても、その評価は色褪せていない。

「オールテレーンT/A」シリーズの系譜

1976年に世界初のSUV・4×4用高性能ラジアルタイヤとして登場して以来、レースと市販の両面で実績を積み上げてきたBFグッドリッチの看板ライン。前作KO2は世界的なロングセラーとなり、AT市場のベンチマーク的存在に押し上げた。

KO3誕生の背景

KO2の発売から約9年、市場からは「悪路では最強だが、雨天や高速域での安心感をもっと」という声が挙がっていた。KO3はこの弱点領域に開発の照準を絞り、9年ぶりとなるフルモデルチェンジに踏み切っている。

第5世代としての進化軸

KO2の実績を土台にしながら、悪路走破性という核を維持したまま、オンロードでの安定性とウェット性能を底上げする方向へ設計を見直した世代。

想定ユーザー像

ランクルやジムニー、デリカなど本格4WD層から、日常域でもタフな見た目と安心感を求めるSUVユーザーまで、悪路志向の強さを軸に幅広い層を想定している。

トレッドウェア・タフネス・トラクション―KO3を支える3つのT技術を解剖する

BFグッドリッチ KO3のトレッドパターンとブロック構造

KO3の技術的な軸は、BFグッドリッチ公式が掲げる「Treadwear(耐摩耗性)」「Toughness(耐久性)」「Traction(トラクション)」という3つのTに集約される。単なるパターン刷新ではなく、悪路性能を保ったまま舗装路での安全性と耐久性を底上げすることが開発の中核テーマとなっている。

従来のATタイヤは「オフロードでは強いが、雨や高速では不安が残る」という評価を受けることが少なくなかった。KO3ではこの弱点領域に焦点を当て、トレッドコンパウンドとブロック剛性の最適化によってウェットグリップ性能と接地安定性の改善を図っている。

ニュー・オールテレーン・コンパウンド(=オンロードでも過酷なオフロードでも耐久性を発揮する新配合ゴム)

林道で尖った石を踏んでも切れにくく、真夏の高速巡航でもゴムが早期にヘタりにくい配合だということ。「数年履くとウェットが甘くなる」という旧世代ATにありがちな劣化の速さに対する回答といえる。

フルデプス・3Dロッキングサイプ(=ブロックの倒れ込みを抑えるサイプ構造)

ブロックがグニャっと潰れにくくなったということ。車重2トン級のSUVで高速の車線変更をしても、ブロックタイヤ特有の「一瞬の腰砕け感」が出にくく、カチッとした手応えが残りやすい。

強化サイドウォール

岩や縁石にサイドを擦っても裂けにくいということ。林道の轍でサイドをヒットしても、その場でパンクせずに走行を継続できる耐久マージンがある。

新開発のコンパウンドと最適化された接地面形状により、オフロード走行時には標準空気圧のままタイヤ面がしなやかにたわんで岩を包み込み、必要なトラクションを確保する挙動が確認されている。

一方の3Dロッキングサイプはブロック同士を噛み合わせて倒れ込みを抑える剛性担当で、オンロードでのヨレを抑えつつオフロードでは多方向にエッジを効かせる役割分担になっている。
空気圧を落とす一手間を省ける点は、日常域でオフロードに挑む層にとって実用的な進化といえる。

KO3の性能を5項目で採点|オフロード・ウェット・静粛性・耐久性・コスパ

BFグッドリッチ KO3のオンロード・オフロード性能イメージ

KO3は、BFグッドリッチが掲げる「Treadwear(耐摩耗性)」「Toughness(耐久性)」「Traction(トラクション)」の3Tを軸に、KO2で弱点とされていたオンロード域の底上げを図った世代だ。ブロック剛性・コンパウンド・サイドウォール構造の三方向から改良が入っており、悪路の地力を落とさずに全天候性能を伸ばす方向で設計されている。

以下の採点は、編集部が独自にオフロード実走したものではなく、BFグッドリッチ公式の技術情報、価格.com・みんカラ等の実走レビュー、専門メディアの試乗報告をもとに、競合ATタイヤとの相対で総合判断したものだ。

評価項目 スコア 根拠・コメント
オフロード性能 4.6 / 5.0 ブロック剛性と噛み込みを前提にした設計で、未舗装路や荒れた路面でのトラクションが出やすい。オールテレーンとして「行ける領域」を広げる方向性が明確
ウェット性能 4.0 / 5.0 AT系の弱点になりやすい雨天時の安心感を意識。新コンパウンドで挙動が急変しにくく、日常のウェット路面で不安を増やしにくい
静粛性 3.4 / 5.0 ブロックタイヤとしてのノイズは前提にあるが、KO2からの乗り換え組から「静かになった」との実走レビューが複数。コンフォート系の静かさとは別物
耐久性 4.5 / 5.0 摩耗や欠け、ダメージに対してキャラクターが崩れにくい設計。5年5万kmの長期使用でも継続使用できているというオーナーの声もあり、ロングライフ性能は実績十分
コストパフォーマンス 3.8 / 5.0 LT規格・輸入ブランドゆえ国産ATより高価格帯だが、耐カット性とブランド力を踏まえれば妥当な設定。サイズによって実勢価格差が大きい点は購入前の確認が必須

総じてKO3は、悪路性能と耐久性を核にしながら、弱点だった静粛性も着実に改善している一本だ。

なお乗り心地や高速安定性、燃費への影響については、重量とLT規格の空気圧特性が直接関わるため、後述のメリット・デメリットで詳しく扱う。

KO3とジオランダーA/T4・オープンカントリーA/T IIIとの決定的な違い

BFグッドリッチ KO3と競合オールテレーンタイヤの比較イメージ

KO3を検討する人が同時に迷う相手は、たいていヨコハマ ジオランダーA/T4(G018)かトーヨー オープンカントリーA/T IIIだ。

3本とも「オールテレーン」という同じ括りに入るが、規格・重量帯・レターの出やすさという実務的な軸で見ると性格はかなり異なる。

比較項目 BFグッドリッチ KO3 ジオランダー A/T4(G018) オープンカントリー A/T III
基本規格 LT(ライトトラック)規格中心 LT/P-metric(乗用車規格)が混在 主にP-metric(乗用車規格)中心
重量の傾向 重め(175/80R16で実測約14kg) 中間(LTサイズは重め、Pメトリックは標準的) 軽め(Pメトリック中心で取り回しやすい)
ホワイトレターの出やすさ 標準サイズは概ねRWL、大径フラット系はRBLのみ サイズにより設定。RBL専用ラインもあり 設定サイズは限定的
性格 悪路特化・タフ系バランス 悪路寄りだが日常域も強く意識 快適性・軽さを優先したオールラウンド

実際、価格.comにはデリカでBFグッドリッチのLT規格AT(X-AT)からジオランダーA/T4のPメトリックサイズに履き替えたユーザーのレビューがあり、加減速の軽さや乗り心地の改善を明確に実感したという声が投稿されている。

同じ「オールテレーン」でも、LT規格を選ぶかPメトリックを選ぶかで体感は大きく変わるということだ。

悪路特化・ドレスアップ最優先ならKO3の一択

悪路特化型オールテレーンタイヤのブロックパターン

トレッドブロックの大きさやサイドウォール強化を前面に出し、未舗装路や岩場での耐久性・トラクションを最優先するタイプ。悪路での「壊れにくさ」と「進める力」に軸がある。

KO3はこの系統の代表格で、従来モデルよりも舗装路での安定性を意識している点がKO2からの進化点になる。

街乗りの静かさと軽快さを取るならジオランダーA/T4

国産オンロード寄りオールテレーンタイヤを装着したSUV

オフロード性能を土台にしながら、ウェット・高速安定性・日常使用の扱いやすさも崩さないタイプ。通年での使いやすさと「どこでも使える安心感」を重視する設計だ。

KO3と近いカテゴリーではあるが、Pメトリックサイズを選べば重量面でKO3より扱いやすくなるのが実質的な違いになる。

舗装路の快適性と軽さを最優先するならオープンカントリーA/T III

オンロード寄りAT型タイヤを装着した街乗りSUV

舗装路での静粛性や操縦安定性、そして軽さを優先するタイプ。SUVの日常利用を中心に、快適性との両立を図る方向性だ。

KO3はこのタイプほどオンロード寄りではなく、よりタフ寄りの性格を持つ。静粛性や乗り心地、燃費を最優先するなら、こちらが現実的な候補になる。

総じてKO3は、悪路性能を核にしながらも日常域を犠牲にしない「タフ系バランスAT」という立ち位置で整理できる。
ただし、その代償として重量面では2台に一歩譲る点は正直に認識しておきたい。

⚠️ 極厚サイドウォールの安心感と引き換えに、燃費と白文字を失うリスク

BFグッドリッチ KO3のサイドウォールとホワイトレター

⭕ サイドウォールまで抜かりない極厚設計、圧倒的な耐カット性という武器

最大のメリットは、競合する国産ATタイヤを子供扱いするほどの、圧倒的なタフさとビジュアルの破壊力にある。

トレッド面だけでなくサイドウォールまで極厚の強靭なゴムで覆われており、岩場や林道で鋭い石を引っ掛けてもビクともしない耐カット性を誇る。

KO3ではブロックの噛み合わせがさらに最適化され、泥道や深い雪道での「前に進む力」が一段と強化された。前作の弱点だった雨天時のマンホールや白線での不安も改善傾向にあり、無骨な見た目からは想像できないほど、雨の舗装路を安心して踏み込める全天候型の戦闘力を手に入れている。

❌ 国産ATとは別次元の重さと、「ホワイトレター消失」という2つの誤算

①ジムニーなら大人3人分を常時積んで走るようなもの。重さと硬さの正体を数字で見る

どれだけオンロード性能が上がったといっても、中身はアメリカ基準の重厚なライトトラック(LT)規格タイヤだ。

ジムニー純正サイズ175/80R16の場合、価格.comにメーカーへの問い合わせ回答として投稿された実測値は約14kg。一方でジムニー(JB64)に新車で装着される純正タイヤ(ブリヂストン デューラーH/T、同サイズ)の重量は約8.2kgという実測データがブログで公開されている。

単純計算で1本あたり約5.8kg、4本では約23kgの増加になる。自動車業界では「バネ下重量1kgの増加は、バネ上(車体)重量10kg分の負担に相当する」という目安がよく語られる。この目安をそのまま当てはめると、23kg×10で約230kg分の負荷増に相当する計算になる。

大人1人を約75kgとすれば、常時3人分をフル乗車させて走っているのに近い負荷がジムニーの足元にかかっている、というのが実情だ。出足のモッサリ感やリッター1〜2kmの燃費低下は、この重さの結果として起きている。

さらに乗り心地の硬さには公式な理由もある。BFグッドリッチ公式サイトでは、乗用車用タイヤ規格からLT規格のタイヤに履き替える場合、純正指定空気圧より一般的に50kPa(0.5kgf/cm²)程度高めに設定する必要があると案内している。

LT規格は乗用車規格より高い空気圧で使う前提の構造になっているためで、これは好みではなく構造上の要求だ。重量増と高めの指定空気圧が重なることで、路面のギャップで車体がドカンと跳ねやすくなる。街乗りメインのユーザーには、この二重の覚悟が必要になる。

②全サイズに「ホワイトレター」があると思うと痛い目を見る

BFグッドリッチを選ぶ最大の動機である白いブランドロゴ(ホワイトレター/RWL)だが、KO3は公式サイトでも「サイズによってサイドウォールマーキングが異なる場合がある」と明記されている通り、ブラックレター(黒文字/RBL)しか選べないサイズが存在する。特に注意したいのが265/60R18だ。

プラドやハイラックスなど18インチ勢に人気のこのサイズは、前作KO2ではホワイトレター(RWL)だったが、KO3ではブラックレター(RBL)専用に変わっている。

「KO2の感覚のまま指名買いしたら真っ黒だった」という悲劇が起きやすいサイズなので要注意だ。編集部で主要な流通サイズを確認できた範囲は以下の通りになる。

サイズ レター種別 備考
175/80R16(ジムニー純正) RWL(白文字) 2024年の追加サイズ
195/80R15(ノマド系) RWL(白文字)
215/70R16・225/70R16(シエラ定番) RWL(白文字)
235/70R16(デリカ系人気サイズ) RWL(白文字)
265/65R17・265/70R17 RWL(白文字)
265/60R18(プラド・ハイラックス系18インチ) RBL(黒文字)のみ 【要注意】KO2ではRWLだったがKO3でRBL専用に変更
275/65R18・275/70R18 RWL(白文字)
285/65R18・285/70R17・285/75R17/18 RWL(白文字) ランクル・ハイラックス系人気サイズ
LT285/60R20 RBL(黒文字)のみ 低偏平・20インチの大径フラット系
35×13.50R20 RBL(黒文字)のみ フロータレーション(インチ表記)系

※価格.com・Yahoo!ショッピング・専門店ブログ等の実売情報をもとに編集部が2026年7月時点で確認した代表サイズの一覧であり、全サイズを網羅したメーカー公式表ではない。装着予定サイズのレター種別は、必ず購入前にメーカー公式サイズ表または販売店で最終確認してほしい。

ユーザーの声/専門家の評―KO3は本当に「進化」したのか

BFグッドリッチ KO3のトレッド面クローズアップ

KO3の評価は「タフさへの満足」と「重さへの戸惑い」がはっきり分かれる傾向にある。

ユーザーの実走レビューと専門メディアの試乗報告、両方の視点から実像を確認する。

ユーザーの声

「期待外れの重量」に落胆した辛口レビュー

価格.comには、ジムニー専門ショップのデモカーでKO3を評価したユーザーによる辛口レビューが投稿されている。175/80R16サイズの実測重量が約14kgに達し、同サイズの主要タイヤと比べても頭一つ重いことに触れ、「ホワイトレターがあれば売れると考えたのでは」という手厳しい指摘も見られた。

一方でステアリングの重さ以外は乗り心地・静粛性を肯定的に評価しており、重量だけは購入前に必ず確認すべき数値だと編集部としても判断する。

KO2からの乗り換えで実感する静粛性の向上

みんカラやTIREHOODのレビューでは、KO2からKO3へ履き替えたユーザーから「以前より静かになった」「新しいコンパウンドの効果を感じる」といった声が複数見られる。

60km/h付近から高周波音が増える傾向は残るものの、神経質にならなければ気にならないレベルという評価が目立つ。世代を重ねるごとに弱点が着実に潰されている点は、正直に評価してよいポイントだ。

専門家の評

編集部の構造分析としては、KO3の強化サイドウォールと最適化されたブロック接地面は、標準空気圧のまま岩場のタイヤ面をたわませてグリップを稼ぐ設計になっており、オフロードでの機動力を落とさずにオンロードの安定感を底上げする狙いが明確に読み取れる。

この見立てを裏付けるように、KO3のオーストラリア試乗会に参加した専門メディアの報告でも、荒れた路面での快適性とコーナリング時のグリップ力の高さが指摘されており、LT規格特有の硬さを感じさせないハイバランスなキャラクターだと評されている。

悪路だけでなく高速域での一体感についても好意的な評価が並んでおり、編集部の分析と現地試乗の結果は方向性として一致していると判断できる。

ランクル・ジムニー・デリカ―KO3が似合う車種とサイズの選び方

ランドクルーザーやジムニーに装着されたBFグッドリッチ KO3

KO3はSUV・クロカン・ピックアップトラックを前提に設計されたオールテレーンタイヤだ。

悪路走破性と重量車両対応を重視した構造のため、車格が大きいほど設計意図が活きやすい。

クロカン・本格4WD

例:ランドクルーザー、ジムニーシエラ、ラングラーなど。未舗装路や林道走行を想定するユーザーと相性が良く、サイドウォール強化構造が活きるカテゴリーだ。

SUV(ミドル〜ラージ)

例:プラド、RAV4、CX-8、エクストレイルなど。日常使用を基本にしつつ、キャンプやアウトドア用途を重視するユーザー向け。オンロード中心でもタフな見た目と安心感を求める場合に適する。

ピックアップトラック

例:ハイラックスなど。積載や重量負荷を前提とした車両と相性が良く、LT規格サイズではより適合性が高い。

向かない車種

セダン、軽自動車、コンパクトカーなど軽量車両には基本的に適合しない。静粛性や乗り心地を最優先する都市型用途にも適さない。

車種別・人気カスタムサイズ早見表

車種 人気サイズ レター種別
ジムニー(JB64)純正互換 175/80R16 RWL(白文字)
ジムニーシエラ・ノマド 215/70R16 RWL(白文字)
デリカD:5 235/70R16 RWL(白文字)
ランドクルーザー250/プラド 285/70R17 RWL(白文字)
ハイラックス 265/65R17 RWL(白文字)

※専門店の装着実績と実売情報をもとに編集部が確認した代表例。年式・グレードにより適合サイズは異なるため、必ず車両指定サイズと照合してほしい。なおプラド・ランドクルーザー250で人気の18インチ純正相当サイズ「265/60R18」はRBL(黒文字)専用のため、ホワイトレター狙いなら285/70R17など上記の白文字サイズを検討したい。

KO3のサイズラインアップとテクニカルスペック一覧

BFグッドリッチ KO3の公式スペックデータ

  • 正式名称:BFGoodrich All-Terrain T/A KO3
  • カテゴリー:オールテレーンタイヤ(AT)
  • 構造:ラジアル
  • 対象車種:SUV/4WD/ピックアップトラック
  • 世代:第5世代(KO2の後継・9年ぶりのフルモデルチェンジ)
  • キーベネフィット:Treadwear(耐摩耗性)・Toughness(耐久性)・Traction(トラクション)の3T
  • LT(ライトトラック)規格:ラインアップの中心
  • 3PMSF(スノーフレーク)/M+S:刻印あり(冬用タイヤ規制下の走行に対応)
  • ホイール径:15インチ〜20インチ帯中心、インチアップ対応サイズ含む幅広い展開
  • サイドウォールマーキング:サイズにより異なる場合あり(ホワイトレター非設定サイズが存在)

詳細な適合サイズは車種・年式・グレードにより異なるため、必ずメーカー公式サイズ表および車両指定空気圧・ロードインデックスを確認したうえで選定することが前提となる。

※価格は2026年7月時点の参考値。LT215/70R16で22,600円、LT255/70R16で28,820円、LT265/65R17で34,100円など、サイズにより実勢価格は大きく異なる(価格.com調べ)。

まとめ:燃費を差し出してでも、KO3が届ける「最強の安心感」

BFグッドリッチ KO3を装着したオフロード走行イメージ

BFグッドリッチ KO3は、「悪路に強い」だけで終わらせない次世代オールテレーンとして設計されたモデルだ。オフロード耐性を核にしながら、雨天・高速域といった現実的な使用環境での安定性を底上げする方向へ進化している。

従来のATタイヤにあったオンロードでの妥協感を減らしつつ、タフさと耐久性は維持。アウトドア用途と日常使用を両立させたいSUVユーザーにとって、役割が明確な一本といえる。

一方で、静粛性や軽快なハンドリング、燃費を最優先する都市型SUVユーザーには不向きだ。重量増による燃費低下と、サイズによってはホワイトレターを選べないという制約は、購入前に必ず飲み込んでおくべき現実である。

結論として、月に一度でも未舗装路や林道に入る予定がある、あるいは見た目の武骨さを最優先したいなら、KO3は今なお最有力候補だ。逆に、街乗りが9割で燃費や静粛性を落としたくないなら、無理にKO3を選ぶ必要はない。その場合はPメトリックサイズで軽さを取れるオープンカントリーA/T III、悪路性能とのバランスを取りたいならジオランダーA/T4のほうが日常域では満足度が高くなる可能性が高い。

KO3は、悪路の絶対王者たる地位を、燃費と引き換えに手に入れる一本。行動範囲を広げたいSUVユーザーにとって、思想がはっきりした選択肢となる。

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BFグッドリッチ KO3の立ち位置を確認したあと、近いオールテレーン系モデルや対極のオンロード快適系モデルも見ておくと、このタイヤの役割が整理しやすい。

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