【結論】マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)は、軽トラ・軽バンの小径ホイールにそのまま収まる専用サイズを揃えた、ホワイトレター付きのオールテレーンだ。装着して映える足元を、1本1万円前後で手に入れる入口になる。
モーターファン系のドレスアップ誌では、軽トラカスタムに効くオフ系タイヤとして取り上げられている。ただし性能を数値で裏づける第三者データは乏しく、この銘柄は「見た目と価格の納得感」で選ぶタイヤだと言い切ったほうが誠実だ。
この名鑑では、設計の狙い、確認できた事実と空白、ジオランダー A/T G015・グラントレック TG4との立ち位置の違い、サイズ別の価格目安まで、マッドスター ラジアル A/Tの実力を一つずつ丁寧に解き明かしていく。
- なぜ今、マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)が軽カスタムの足元で名前が挙がるのか
- MUDSTAR RADIAL A/Tのトレッド設計|石噛み防止と泥雪排出をどう両立しているか
- マッドスター ラジアルATの性能は?確認できた事実と未確認の項目を整理
- MUDSTAR ラジアル A/Tとジオランダー A/T G015・グラントレック TG4の決定的な違い
- ⚠️マッドスター ラジアル A/Tのメリット・デメリット|軽カスタムの見た目は安く決まるが、性能の裏づけ不足は禁物
- マッドスター ラジアル A/Tは本当に”軽カスタムの定番”なのか?確認できた評価と空白を整理
- マッドスター ラジアル A/Tは軽トラ・軽バンのどれに合う?サイズ別の価格目安と最適な車種
- マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)のスペックとラベリング|サイズ展開と価格帯を総まとめ
- まとめ:MUDSTAR RADIAL A/Tは、軽の足元を安く仕立てたい人の入口になる一本
- 見た目で選ぶラジアルA/T、マッドスター兄弟・軽トラ用ライバル・雨と雪の不安を順に確かめる
なぜ今、マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)が軽カスタムの足元で名前が挙がるのか

ラジアル A/Tは、リフトアップや小径ホイールの軽カスタムに向けて売られているオールテレーンだ。背景を整理すると、この銘柄の立ち位置が見えてくる。
- 海外モデルを国内サイズに設定し直した出自:もともと海外で売られていたモデルを、国産車向けのオリジナルサイズで展開していると紹介されている。純正ホイールをそのまま流用できるサイズもあり、初めてのオフ系タイヤでも踏み込みやすい。
- 見た目を決めるホワイトレター:サイドウォールにホワイトレターが入る。厚みのあるオフ系タイヤは側面の表情が印象を左右するため、軽カスタムでは大きな武器になる。
- 主戦場は軽トラ・軽バンの小径サイズ:確認できたサイズは12〜15インチ。145/80R12 LTから175/65R15までで、本格SUV向けの大径は対象外だ。
- 製造元は公式情報では確認できていない:比較サイトにはNANKANG表記で掲載され、サイズと荷重指数は海外のナンカン AT-5と細部まで一致する。ただし同一製品と断定できる公式情報はなく、本記事では事実の並置にとどめる。
MUDSTAR RADIAL A/Tのトレッド設計|石噛み防止と泥雪排出をどう両立しているか

公式の技術名や比較数値は確認できなかった。ここでは、紹介記事と販売店の説明で共通して語られている設計だけを扱う。
- ①ジグザグのトレッドパターン(=溝に小石を挟みにくくする形状):トレッド面をジグザグに走らせ、グリップを確保しつつ石噛みを抑える狙いだ。砂利道や農道に出入りする軽トラには意味のある配慮になる。
- ②ショルダーの泥・雪排出設計:タイヤ肩の部分が、泥や雪をかき出すよう作られているとされる。オンロード専用品にはないこの肩の造形が、オールテレーンらしい表情にもつながる。
- ③シリカ配合のコンパウンド(=ゴムに加えて路面への食いつきを高める補強材):販売店の説明ではトレッドにシリカが配合されているとされる。ただしメーカーの一次情報は確認できていないため、配合比や効果の度合いまでは言えない。
マッドスター ラジアルATの性能は?確認できた事実と未確認の項目を整理

採点できるだけの第三者データがない。そこで、星や点数を付けるかわりに、確認できた事実と空白を並べて示す。
| 項目 | 確認できたこと | 未確認・注意点 |
| トレッド設計 | ジグザグパターン、石噛み抑制、ショルダー排出の訴求 | 溝深さ・ブロック剛性などの数値は非公表 |
| コンパウンド | 販売店説明にシリカ配合の記載 | メーカー一次情報は未確認 |
| デザイン | ホワイトレター仕様 | サイズごとのレターの有無・位置は購入前に要確認 |
| ウェット・ドライ性能 | なし | 国内ラベリング(転がり抵抗・ウェットグリップ)は非公表 |
| 静粛性・乗り心地 | なし | 第三者の実測・インプレは見つからなかった |
| 耐摩耗性・寿命 | なし | 走行距離ベースの報告は未確認 |
| 雪道での走り | 販売店が雪道・悪路の走行を訴求 | 冬用タイヤ規制の対象かは未確認。スタッドレスの代わりとは考えない |
- 最もはっきりしていること:小径の軽サイズに絞った専用展開と、ホワイトレター仕様。
- 最も空白が大きいこと:ブレーキ性能、雨天、静粛性。数値を出して語れる材料がない。
- この表の読み方:空欄は「悪い」ではなく「確かめられていない」という意味だ。性能差で選ぶ銘柄というより、用途と予算から逆算して選ぶ銘柄だと捉えておきたい。
MUDSTAR ラジアル A/Tとジオランダー A/T G015・グラントレック TG4の決定的な違い

ラジアル A/Tの隣に並ぶ選択肢は、二つの方向に分かれる。ひとつは本格SUV向けの旗艦A/T、もうひとつは貨物用途のオフロードタイヤだ。見た目で選ぶのか、仕事で選ぶのか。軸は、そこで分かれる。
| 比較項目 | マッドスター ラジアル A/T | ジオランダー A/T G015 | グラントレック TG4 |
| 発売時期 | 国内投入時期は非公表 | 2016年(ヨコハマの4×4ブランド20周年に合わせた発表) | 今回は確認できず |
| ラベリング | 非公表 | 国内ラベリングは今回未確認 | 国内ラベリングは今回未確認 |
| 最大の強み | 軽の小径サイズ専用展開とホワイトレター | 耐摩耗・トラクション・乗り心地の向上をうたう旗艦A/T、3PMSF認定 | 小型トラック・バン用オフロードタイヤとしての貨物用途への適性(LT規格) |
| 性格 | 見た目重視のバリュー系(編集部の整理) | SUV向けの本格オールテレーン | 作業車向けの実用タイヤ |
| 対象サイズ | 12〜15インチ(145/80R12〜175/65R15) | 15〜20インチが中心。155/65R14 75Hの小径設定も通販で確認 | 145/80R12 80/78N LTなどの12インチ中心 |
サイズが重なる接点は限られる。12インチではTG4、14インチでは155/65R14のG015と顔を合わせる程度で、ラジアル A/Tは軽の小径域に的を絞って切り込んでいる。
- 軽の足元を安く、見た目から決めたいならラジアル A/T:ホワイトレターと小径専用サイズ、1本8,000円台〜という入りやすさが軸になる。
- 実績と情報量で選ぶならジオランダー A/T G015:主戦場は15インチ以上のSUV向けで、軽の14インチは国内通販で確認できた小径設定。価格は155/65R14 75Hで1本8,900〜10,100円の掲載例がある。
- 荷物を積んで働かせる軽トラならグラントレック TG4:ネット通販では145/80R12 4本が2万円前後から出ている例があり、ラジアル A/Tの4本約3万2,000円〜より安く収まるケースも目につく。
雨・高速・寿命といった走りの実績ではG015やTG4のほうが確かめやすい。その差は割り引かずに受け止めておきたい。
⚠️マッドスター ラジアル A/Tのメリット・デメリット|軽カスタムの見た目は安く決まるが、性能の裏づけ不足は禁物

このタイヤの良さは見た目と手頃さに、弱さは情報の薄さに集まっている。どちらも購入前に頭へ入れておきたい。
⭕メリット:軽サイズ専用の展開とホワイトレターで、安く決まる足元
12〜15インチの軽向けサイズが揃い、純正ホイールを流用できるサイズもあるため、タイヤ交換だけでオフ系の雰囲気を作れる。1本あたり8,000円〜1万円台前半という価格帯は、カスタムの入口として手を出しやすい。
❌デメリット:情報の薄さ・流通元・雪道の扱い、3つの不安
①公式の性能データがほとんど見つからない
ラベリングも、技術名も、比較数値も確認できなかった。雨の日のブレーキや高速域の安定感を、数字を見て判断することはできない。
②製造元・国内の流通元がわかりにくい
比較サイトにはNANKANG表記があるが、公式に確認できる情報はない。保証や問い合わせ先を重視する人は、購入先に直接確かめたほうが安心だ。
③雪道は販売店の説明を鵜呑みにしにくい
販売店は雪道や悪路の走行を訴求しているが、サマータイヤ区分で売られており、冬用タイヤ規制に対応するかは確認できていない。雪国での冬の足には、スタッドレスを用意するのが現実的だ。
街乗りや近所の農道が中心で、見た目と価格を優先する人にはマッチする。高速長距離や雨の安心感を重視する人、冬道を走る人は、情報の揃った別銘柄と見比べたい。
マッドスター ラジアル A/Tは本当に”軽カスタムの定番”なのか?確認できた評価と空白を整理

今回の調査で見つかった評価は、ドレスアップ誌の商品紹介が中心だった。実走インプレや装着後の長期レポートは、十分な数を確認できていない。
確認できた評価|メディアでの紹介
「軽トラカスタムに効くオフ系タイヤ」という紹介
スタイルワゴン・ドレスアップナビ(モーターファン)の軽トラカスタム企画では、国産車向けに設定し直したサイズ展開と、純正ホイールを流用できる敷居の低さ、ホワイトレターの見映えが取り上げられている。
編集部の見立て:ドレスアップ誌の紹介であり、走行性能を検証した試乗記ではない。見た目と選びやすさの評価として受け取るのが妥当だ。
確認できなかったこと|ユーザーの声と専門家データ
みんカラ・TIREHOODなどでの実装着データ
雨天のブレーキ、ロードノイズ、摩耗の進み方といった項目では、この銘柄を名指しした具体的な報告を、今回の調査では十分に見つけられなかった。
編集部の見立て:情報が少ないことは性能の優劣を意味しない。ただし、購入者自身が最初の1シーズンを検証する前提で選ぶタイヤだと言える。
マッドスター ラジアル A/Tは軽トラ・軽バンのどれに合う?サイズ別の価格目安と最適な車種

軽トラや軽バンの足元に、手頃な価格でアゲ系の表情を足したい。そんな人にこそ、ラジアル A/Tの出番がある。
反対に、雨の高速を日常的に走る人や、雪道を走る人には、性能データが揃った別銘柄のほうが納得して使える。
- 軽トラ・軽バンを小径ホイールのままオフ系に仕立てたい人:12〜14インチの専用サイズが、純正ホイール流用の選択肢を広げる。
- 街乗りと近所の農道・キャンプ場が行動範囲の人:ホワイトレターで見た目を整えながら、日常の足を安く入れ替えられる。
- この用途なら他モデルが向く人:高速長距離や雨天の安心感、雪道での走りを重視するなら、ジオランダー A/T G015のほうが納得して選びやすい。
| タイヤサイズ | 想定される車格(販売店の適合表記ベース) | 価格目安(4本換算) | このサイズを選ぶ理由 |
| 145/80R12 80/78N LT | 軽トラック・軽バン | 約32,000円〜(1本8,000円〜) | 軽貨物の純正で多い12インチ。見た目を変えつつ荷物も積める |
| 155/65R14 75S | 軽バン・軽ハイトワゴン | 36,000円〜(4本セット表記) | 14インチの定番サイズ。選択肢が多く、価格も押さえやすい |
| 155/80R14 88/86N LT | 軽バン・小型貨物車 | 44,000円〜(4本セット表記) | LT規格で、荷物を積む使い方に対応しやすい |
| 165/60R15 77S | 軽の15インチ装着車 | 約44,000円〜(1本11,000円) | インチアップした足元でも、ホワイトレターで雰囲気をそろえられる |
| 175/65R15 88H | 軽・コンパクトの15インチ装着車 | 約34,800〜39,500円(1本8,700〜9,870円) | 最大サイズに近く、安定感を重視する人向け |
※価格は2026年10月時点で確認できた販売店・比較サイトの掲載価格(1本あたり)を、4本に換算した目安。タイヤ本体のみで工賃別、送料は販売店により異なる。車種ごとの適合は販売店の表記に基づくもので、装着前に必ず純正サイズと照合してほしい。
マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)のスペックとラベリング|サイズ展開と価格帯を総まとめ

| メーカー | マッドスター(MUDSTAR)※製造元は公式情報で確認できず |
| シリーズ | マッドスター ラジアル(RADIAL) |
| モデル | ラジアル A/T(RADIAL A/T) |
| 発売日 | 非公表(国内投入時期は確認できず) |
| 対象 | 軽トラック・軽バンを中心とした小径ホイール装着車 |
| サイズ展開 | 145/80R12 LT〜175/65R15の12〜15インチ、確認できる範囲で全7サイズ(流通状況により変動) |
| ラベリング | 非公表 |
| 価格帯 | 1本8,000円〜1万1,000円(確認できた範囲) |
※価格は2026年10月時点で確認できた販売店・比較サイトの1本あたりの掲載価格。購入時は装着予定サイズの最新価格・在庫・ホワイトレターの有無を販売店で確認してほしい。
まとめ:MUDSTAR RADIAL A/Tは、軽の足元を安く仕立てたい人の入口になる一本

マッドスター ラジアル A/T(MUDSTAR RADIAL A/T)は、軽トラ・軽バンの小径サイズに絞って作られた、ホワイトレター付きのオールテレーンだ。見た目を整えながら予算を抑えたい人なら、選ぶ理由は十分にある。
ただし、雨天や高速、雪道での走りを数字で確かめられる材料は少ない。その点を重視するなら、ジオランダー A/T G015やグラントレック TG4と見比べてから決めたほうが、後悔は少ない。確かな実績より、確かな割り切りで選ぶ一本だ。
見た目で選ぶラジアルA/T、マッドスター兄弟・軽トラ用ライバル・雨と雪の不安を順に確かめる
本文で、ラジアルA/Tは軽トラ・軽バンの小径サイズに絞ったホワイトレター付きのオールテレーンで、性能データには空白が大きいことが分かった。ここでは同じマッドスターの兄弟モデル、軽貨物で比べやすいライバル、そして雨と雪の不安を補う記事を見ていく。
同じマッドスターなら、悪路と見た目にどこまで振るか
- マッドスター ラジアル M/T 名鑑|悪路走破性を重視したマッドテレーンタイヤ
ジグザグパターンのA/Tより一段ゴツい足元にしたいなら、同じラジアル系で悪路走破性に寄せたM/Tが候補になる。 - マッドスター ワンパクmt 名鑑|ジムニー・軽SUVで林道や泥道を走りたい人向けのマッドテレーンタイヤ
軽トラ・軽バンの小径サイズを狙うラジアルA/Tに対し、ワンパクmtはジムニーや軽SUVで林道・泥道を走る人向け。同じ軽でも車種と用途で選び分けられる。 - 【マッドスターはダサい?】実際の評判と魅力を徹底解説!
ホワイトレターの見映えが購入動機なら、マッドスターの見た目が実際どう受け止められているかを先に確かめておきたい。
軽トラ・軽バンで比べるなら、この3本
- ジオランダーKT(Y828C)評価レビュー!オプカンR/T比較と軽トラでの実力を解説
軽トラの足元を国産で比べるなら、ヨコハマの軽トラ向けジオランダーKTが相手になる。1本8,000円台〜のラジアルA/Tと、情報量の差を見比べたい。 - ナンカン FT-9 M/Tの評価は?軽トラ・ジムニー適合とノイズ・燃費のデメリットまで解説
比較サイトでNANKANG表記が見られるラジアルA/Tに対し、FT-9はナンカン自身の軽トラ・ジムニー向けM/T。ノイズや燃費の弱点まで整理されている。 - ヨコハマ ジオランダー A/T G015とA/T4の違い|A/T4へ進むべきか
本文で「実績と情報量で選ぶなら」と挙げたG015は、後継A/T4との世代差も押さえておくと選びやすい。
雨と雪の空白を、選ぶ前に埋めておく
- オールテレーンタイヤは雨の日に滑るのか?街乗りでの注意点とおすすめモデルも紹介!
ラジアルA/Tはウェット性能のデータが見つからなかった。オールテレーン全般が雨の街乗りで何に気をつけるべきかを確認できる。 - スタッドレスタイヤが必要なケースとは?オールシーズンでは対応できない条件を整理
販売店は雪道走行を訴求するが、冬用タイヤ規制への対応は未確認だ。スタッドレスが必要になる条件から、冬の足をどうするか判断したい。



