中古タイヤの選び方がこれでわかる!選ぶコツと注意点を詳しく解説します。

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中古タイヤって何を基準に選べばいいか分からないし、とりあえず安ければでいいか…と考えてませんか?

中古タイヤは、選び方が肝心です。せっかく交換したのに長持ちしなくて再び交換する事になる場合もありますからね。

そこで今回は、中古タイヤの選び方や注意点を詳しく紹介していきます。

 

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中古タイヤの選び方:

中古タイヤに交換する車

中古タイヤ選びには、欠かすことのできないチェックポイントがあります。

中古タイヤは1本1本の状態が異なるので、選び方を把握しておきましょう。

① 残り溝:

中古タイヤの残り溝

中古タイヤ選びでは、残り溝の多いタイヤを選ぶのが基本です。

タイヤの溝は、残念ながら走る度に徐々に減っていきますが、タイヤ交換の目安とされているスリップサインの残り溝が40%を切ると制動距離が20%も伸びてしまいます。

また、溝が少なくなってくると排水性が悪化する事から、走行時の雨でスリップの危険性が高くなる事にも繋がります。

新品タイヤの溝は、タイヤの銘柄にもよりますが多くの場合、約8ミリ前後なので、これを100%と考えて、中古タイヤの残り溝が何%残っているかが重要になってきます。

残り溝の目安としては、スリップサインから5mm〜6mm程度の溝がある中古タイヤを選ぶようにしましょう。

残り溝を計測するときに、通常はタイヤの真ん中であるセンターを測る場合が多いですが、タイヤの状態によっては、片減りや偏摩耗などがあるケースもあるので計る部分によっては、残り溝の深さがが違う事もあるので注意が必要ですね。

もちろん、中古タイヤの選び方では残り溝は多ければ多いほど良いのは確かですが、センターの残り溝だけに着目せず、タイヤ全体の残り溝をよく確認して下さい。

② 製造年:

製造年の新しい中古タイヤ

中古タイヤの製造年にも注意しましょう。

中古タイヤの中でも製造年の古くなったものは、残り溝やヒビ、キズがなくてもゴムが硬くなっている場合が多く、経年劣化により柔軟性が低下しています。

また、ゴムの硬化で柔軟性が低下しているタイヤは、ロードノイズの発生や、乗り心地の悪化、スリップする原因になるので、中古タイヤ選びでは大事なチェックポイントです。

タイヤの柔らかさが、走行中の車に与える影響は大きく、できれば製造年が比較的新しめの中古タイヤを選ぶようにしましょう。

製造年の確認方法:

タイヤの側面の表側か裏側に数字で4桁の刻印があります。

その右側4桁が製造年を表しています。

画像を元に説明すると(0115)と刻印してあれば、最初の「01」は製造した週を表していて、残りの「15」は製造した年を表しています。

なので、画像のタイヤは2015年1週目(1月の第1週)にメーカーで製造されたタイヤだという事を知ることができます。

③ 側面の傷:

側面に傷のある中古タイヤ

タイヤの側面に傷は、中古タイヤ選びでは特に注意しなければいけないポイントですね。

タイヤの側面は、駐車や停車する時に縁石などで傷がつきやすい部分なので、側面に傷のある中古タイヤも多くあります。

タイヤの中でも側面は特に弱い部分なので少しの傷でも場合によっては、走行中に傷が広がりタイヤが裂けてしてしまう危険性があります。

もしもタイヤサイドが裂けた場合、補修や使用は不可能なので新たなタイヤに交換するしかありません。

安全に使用する上で特に注意が必要な場所なので、しっかり確認しておきましょう。

④ ひび割れ:

ひび割れしている中古タイヤ

タイヤのひび割れは、経年劣化、紫外線、熱、タイヤワックス等の影響で発生してしまいます。
ひび割れの多くは、外部からの熱などの影響を一番受けてしまう側面やショルダー付近に発生する事が多いですね。

また、空気圧不足によるタイヤ側面のひび割れは、バーストの原因にもなり得ますので特に注意が必要となります。

少しのひび割れやシワなら、それほど神経質にならなくても大丈夫ですが、深いひび割れを起こしているタイヤは、購入を控えた方がよさそうです。

⑤ ビードの切れ:

ビードが切れている中古タイヤ

ビードの切れとは、タイヤとホイールが接している部分に傷がついている状態です。

ホイールとタイヤが接している唯一の部分がビードなので、ここに傷があるとホイールとタイヤがうまく密着しないので、タイヤから空気が抜けてしまう原因になります。

ビードに傷のない中古タイヤを選びましょう。

⑥ パンク修理跡:

パンク修理跡のある中古タイヤ

クギ等による、小さいパンク修理の跡なら問題なく使用可能ですが、大きな傷をパンク修理した跡があるタイヤに関しては、エアー漏れ、 バーストの可能性が高まる場合があるので避けた方が無難。

また、パンク修理しているタイヤ全般に言える事なんですが、パンク修理してから長期間経過したタイヤも避けたいですね。

⑦ 偏摩耗:

偏摩耗している中古タイヤ

中古タイヤの減り方にも注意が必要です。

ホイールバランスやアライメントなどがとれていないとタイヤの減り方が均一ではなくなり偏摩耗します。

偏摩耗したタイヤは、いびつな減り方をしているのでロードノイズが通常よりも大きくなり、走行性能も低下している場合があります。

表面が均一に減っていない偏摩耗タイヤの寿命は短いので中古タイヤを購入する際は、表面がキレイに減っているかもチェックポイントの1つになります。

 

中古タイヤを買ってみよう!:

このように、中古タイヤは注意しなければならないチェックポイントがあります。

お近くのお店、またはネット通販で中古タイヤ選びの際に役立てて頂ければ幸いです。