バッテリー突然死ってどうゆう意味!?その原因とは?

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近頃、自動車のバッテリーが前触れなく突然死するケースが増えているそうです。

そこで今回は、バッテリーの突然死について詳しくまとめてみました。

バッテリー突然死に関して理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

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バッテー突然死の基礎知識:

では早速、バッテリーの突然死とは何を意味するのか?という初歩的な部分から解説を初めてみたいと思います。

既に少し知識がある…という方もおさらいを兼ねて確認していきましょう。

バッテリーの突然死とは?

バッテリーの突然死とは、昨日まで問題なく使えていたバッテリーが急に使用不可能な状態になることです。

一般的なバッテリー寿命との違いは、前兆の有無です。

通常のバッテリー寿命であれば、エンジンがかかりにくいなどの前兆がありますが、バッテリー突然死にいたるケースでは前兆がありません。

続いて以下から、バッテリー突然死の原因を解説していきます。

バッテリー突然死の原因

バッテリーは日々進化していて、基本的な構造は変わらないものの一昔前と比べ、コンパクト、高出力、高速充電などの性能が飛躍的に向上しています。

バッテリー突然死の謎を解く鍵は、この性能の向上にあることが分かりました。

高性能になったバッテリーだからこそ、寿命を迎える最後の最後まで気づかないことから「バッテリーが突然死」したと勘違いされる方が多いようです。

つまり、自動車がエンジン始動に必要とする最低限の電力がバッテリー寿命の為、走行による充電ができなくなり、セルモーターを動かす電力が足りなくなってしまったのが原因です。

バッテリーが突然死しても電力はゼロではない

バッテリーが突然死した場合、エンジンがかからないので全ての機器が使用できない…と思われがちですが、

エンジンがかからない=電子機器は使えないというわけではありません。

たとえエンジンがかからなくても、エンジン始動に必要な電力が足りないだけで、バッテリー電圧が0になったわけではなく多少の電圧は残っています。

例えば、室内灯などの消費電力が少ない機器は使用できることが多いです。

とはいえ、バッテリーが寿命を迎えているので、継続して使い続ければさらなる電力低下に繋がるので、あくまでも一時的に使用できると考えた方がよさそうです。

バッテリー突然死を招く使い方

  • 短い距離しか走行しない(ちょい乗り)
  • たまにしか乗らない
  • 夜間に走行することが多い

これらを頻繁に行うと、走行によるバッテリー充電よりも消費電力の方が多くなってしまうので、バッテリーが突然死する危険性が増す原因になると言われています。

カーバッテリーは、交換してから約3年〜5年が寿命とされており、消耗品です。

寿命はさまざまな要素がからみますので、年数で一概に言えませんが、どうやら放置期間が短く沢山走行すると長く持つようですね。

突然死したバッテリーは充電できない

バッテリーの突然死は、既に寿命を迎えていることを示しています。

セルモーターのかかりが悪い、ライトがチラつくといった一般的なバッテリー寿命の特徴がまだあるならバッテリーの充電が可能ですが、突然死したバッテリーは時間をかけても、既にバッテリーとしての寿命を迎えており、正常なサイクルで充電できないので注意してください。

そもそも充電して電圧が回復しようがしまいが、いずれにせよバッテリー交換を急ぐ必要があるのは変わらないので、ならべく早く新しいバッテリーに交換しましょう。

オルタネーター

先述したように、バッテリーの突然死は充電ができない状態なので、通常より不足している電気量をオルタネーターが補おうとします。

この場合、バッテリー内からの抵抗が増大してオルタネーターに必要以上の負荷かけてしまい、最悪の場合、故障の原因になります。

オルタネーターへの負担は、燃費にも悪影響を与えるので注意が必要です。

バッテリーの突然死を防ぐ方法

バッテリー容量をUPする

バッテリーの突然死は、規定の電圧である12V以下を下回ると起きます。

しかし、事前にバッテリー容量を純正時よりも上げておけば、もしも電圧が12V以下でもエンジン始動時に大量に流れる電気量をある程度補うことが出来ます。

ただ、容量を大きくして余裕が少しあるというだけの状態なので、バッテリー突然死の根本的な解決にはならないのでバッテリー自体の交換が必要です。

テスターで定期的な点検

バッテリーの突然死を未然に防ぐためには、定期的にバッテリーの状態をテスターで点検しておくと安心です。

バッテリーのプラスとマイナスにクリップを接続してから、エンジンを始動し、電圧を計ったときに14.0V以上あれば問題なく使用できる状態です。

逆に12.5V以下なら、バッテリーの交換時期が近いことを示しているので、早めに交換することをおすすめします。

バッテリーの突然死に備える

バッテリーの突然死は、交換時期に差し掛かっても前兆が分かりにくいので心配になりますが、ジャンプスターターを準備しておけば、バッテリーが死んでもエンジンをかけることが出来るのでおすすめです。


車に積んでおけば、出かけた先でバッテリーがダメになっても対応できます。

しかし、バッテリーが突然死するとすでにバッテリーの寿命が尽きているので、走行による充電ができない状態。

ジャンプスターターでエンジンがかかっても、再び電圧が低下してセルモーターが回せずエンジンがかけられなくなります。

あくまでもジャンプスターターは、エンジンを掛けて最寄りの整備工場やガソリンスタンドなど、バッテリーの交換ができる所まで行くためにエンジンをかけるアイテムとして考えた方がよさそうです。