今回のテーマは「バックカメラ配線のトリガー線(赤い線)」について。
この正体不明の赤い線は、はたしてどんなときに使用するのか…と疑問を感じている方向けの内容です。初心者の方でも分かるように丁寧に解説していきたいと思います。
トリガー線(赤い線)とは:
トリガー線とはバックカメラ配線に使われているRCAケーブルの両端から二股にでている赤い線のことです。
バックカメラトリガーとも呼ばれています。…と言ってもなかなか分かりづらいと思うので、いくつかのポイントに分けて説明していきたいと思います。
基本的にトリガー線は使わない:
基本的にバックカメラを取り付けする場合、トリガー線を使うことは少ないです。
あくまでも、車がバックする時の後方確認のために使用するので電源供給の多くはバックランプから電源をとるのが一般的な方法になります。
つまり、バックランプが点灯すればバックカメラにも電源が入り、映像が映し出されるというわけでトリガー線を使わなくても取り付けできることになります。
トリガー線を配線するとバック以外でも映像を見れる:
トリガー線をACC電源に配線すれば、走行中や停車中であったとしてもバックカメラの映像を見ることができます。
ACC電源であることから、エンジン始動と同時にバックカメラにも電源が入るのでナビやモニター側で操作を行うことで映像確認ができます。
配線の方法次第では、映像を確認するときにバックランプも点灯してしまうこともあるので2極リレーや切り替えスイッチなどを使用した方がいい場合もあり、電装系に対してある程度の知識が必要となります。
バック信号を認識しないナビにはトリガー線を使う:
車庫入れなどバックにいれたときのみ映像を確認したい場合、トリガー線を配線する必要はありません。
しかし使用しているカーナビ次第では、バックランプからのバック信号を認識しない場合があります。
こんなときはトリガー線を使ってバック信号をナビ側に認識させることができます。
ただ通常のバッグカメラからの電源供給ではなくACC電源になってしまうのでリバースに入れていない状態でもバックカメラには電源が入っている状態になることからカメラの寿命が通常の使い方よりも短くなってしまうと言われています。
バッグカメラとしては、しっかりとバックギアと連動するので動作への心配はありません。
トリガー線(赤い線)まとめ:
ここまでトリガー線について解説させて頂きましたが、いかがでしたか?
この赤色の線を配線しなくてもバックカメラとして使用する場合は使う必要はありませんが、
- バック以外でも映像を見たい
- ナビがバック信号を認識しない など
こんな時は使用するのをおすすめします。
以上、「トリガー線とは?バックカメラ配線と使い方まとめ」という話題でした。