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欧州発の“しっとり全天候”──ピレリ SF2が描くオールシーズンの新基準 でいく!

タイヤ名鑑

欧州で磨かれた全天候性能を、日本の都市ユーザー向けに最適化したのが「ピレリ チントゥラート オールシーズン SF2」。静粛性・快適性・雨の強さを高次元で両立し、“雪が少ない地域での毎日の運転をもっと安心にする”ことをコンセプトに開発されたモデルだ。

しなやかなコンパウンドと低ノイズ設計により、街乗りの質感はオールシーズンの中でも一段上。軽い雪にも対応しつつ、ウェット性能が高いため、冬でも雨が多い日本の気候と相性が良い。

この名鑑では、SF2の開発背景、公式データ、他社比較、メリット・デメリット、最適なユーザー像までを体系的にまとめ、あなたの用途に“本当に合うタイヤなのか”を明確に解説する。

基本スペック

メーカー ピレリ(Pirelli)
モデル名 Cinturato All Season SF2(チントゥラート オールシーズン SF2)
発売年 2021年(欧州)/2022年(日本発売)
カテゴリ オールシーズンタイヤ(全天候型)
パターン構造 非対称パターン/回転方向なし

静粛性・排水性に配慮した内外非対称設計

想定される主な用途 雪が少ない地域の都市部を中心に、年間を通して快適に走れる全天候用途。
冬の軽雪対応と、雨の日の安定性を重視した運転シーンを想定。
対応車種イメージ コンパクトカー/ミドルセダン/ハイブリッド車/クロスオーバーSUV など
静粛・快適性を重視する日常使いのユーザーと相性が良い。
サイズレンジ 16~19インチ中心、扁平率 65~40%クラスに対応(代表サイズは本文で個別解説)

簡易性能チャート|街乗りで光る“静粛・快適・雨”のバランス型

静粛性 乗り心地 ウェット ドライ 雪(軽雪) 寿命
★★★★★ ★★★★☆ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★

※本チャートはメーカー公式資料・欧州評価基準・各種テスト傾向を統合して作成した相対評価です。モデル特性の理解を深めるための簡易指標としてご活用ください。

公式データ|欧州基準で評価された静粛性とウェット性能

EUウェットグリップ Aクラス(一部サイズはB)
EU転がり抵抗(燃費) B〜Cクラス
EU騒音ラベル 69〜70 dB(低ノイズクラス)
3PMSF(スリーピーク) 取得済み(軽雪対応)
M+S 表記あり
技術トピック ・Adaptive Compound:低温下でもしなやかさを保つ全天候コンパウンド
・Silent Sidewall Design:路面ギャップの振動を抑える静粛構造
・Directional Stability Cut:高速域の直進安定性を高めるサイプデザイン

※上記はメーカー公式データ・EUラベリング基準を元に整理した数値です。サイズにより一部異なる場合があります。

開発ストーリー|欧州都市が求めた“静粛・雨・快適”という新バランス

ピレリ SF2の開発は、「年間を通して安定した走りができ、なおかつ静かで快適であること」という、欧州都市部のユーザー要求を軸にスタートした。

冬の積雪よりも、濡れた道路・冷えた雨・ラウンドアバウトでの旋回安定性といった“日常の危険領域”に焦点を当て、従来のオールシーズンタイヤよりも静粛性・ウェット性能・快適性に大きく振った設計となっている。

また、ピレリはスポーツタイヤで培った「サイドウォールのしなやかさ」と「低ノイズトレッドデザイン」をSF2に応用し、都市部の速度域で最も気持ちよく走れる“しっとり感”のある乗り味を追求。さらに、冬用の3PMSF(スリーピーク)規格を取得し、軽い雪にも対応することで、1年通してタイヤ交換の手間を軽減するコンセプトを実現している。

他社比較|静粛・快適・雨性能で見るとSF2の立ち位置はここ

欧州オールシーズン市場では、ミシュラン・グッドイヤーが強い存在感を持つ中で、ピレリ SF2は“静粛性と快適性”に大きく振ったポジションを確立している。ここでは性能が近い3モデルと比較し、SF2の特徴を立体的に整理する。

比較ポイント Pirelli SF2 CC3 AW21 Gen-3
静粛性 ★★★★★
“欧州系でもトップ級の静けさ”
★★★★★
高速のノイズ処理が優秀
★★★★★
街乗りの静けさが武器
★★★★
静かだが突出はしない
雨(ウェット) ★★★★
欧州基準で強いウェット性能
★★★★★
クラス最高峰レベル
★★★★
国産の安心感あるウェット
★★★★
万能志向のウェット
ドライ ★★★★
しっとり安定する快適志向
★★★★★
直進性と操縦性が高い
★★★☆
街中での扱いやすさ重視
★★★★
クセのない安定性
雪(軽雪) ★★★
3PMSFの最低限性能
★★★★
軽雪でしっかり効く
★★★
都市部の“うっすら雪”向き
★★★☆
やや強めの軽雪性能
快適性(乗り心地) ★★★★☆
欧州系の中でも柔らかめ
★★★★
高速寄りのしっかり感
★★★★★
しっとり系の快適性
★★★★
ほどよく柔らかい

SF2が勝つポイント

  • 静粛性は欧州系の中で最上位クラス。静かさを最重視する人に刺さる
  • しっとり系の快適さが街乗りで心地よい
  • 雨の日の安心感が高い(EU A〜B評価)

SF2が負けるポイント

  • 軽雪性能はCC3より明確に弱い
  • 高速のシャキッと感はCC3・Gen-3に劣る
  • 性能の“尖り”はなく、あくまで快適寄りの万能型

メリット・デメリット|静かさと快適性を最優先する人にハマる1本

メリット

  • 欧州系でもトップ級の静粛性。 路面ノイズが少なく、車内の静けさがワンランク上がる
  • しっとりした乗り心地。 都市部の速度域で快適性が非常に高い
  • 雨の日の安定感が強い。 EUウェットA〜Bが示すとおり、濡れた路面に強い構造
  • スポーツ寄りの剛性感が控えめで、扱いやすいマイルドなステアフィール
  • 冬の軽雪にも対応する3PMSF取得。本格雪国ではない地域に最適

デメリット

  • 軽雪・低温性能はCC3より弱い。 氷点下が多い地域には向かない
  • 高速のシャキッと感は控えめ。 高速主体の人はGen-3やCC3のほうが合う
  • スポーツ寄りの応答性を求める人には物足りない
  • オールシーズンの中では価格がやや高め

サイズ展開(主要サイズ)

チントゥラート オールシーズン SF2は、コンパクトカーからミドルSUVまで幅広く対応する。ここでは人気の高い代表サイズのみを掲載する。

  • 205/55R16 91V(欧州コンパクト・ハイブリッド系)
  • 215/45R17 91W(プリウス・カローラツーリング系)
  • 225/50R17 98W(セダン・ワゴン系)
  • 225/55R18 102V(SUV・クロスオーバー系)
  • 235/50R18 101W(ミドルSUV系)

※ 全サイズはメーカー公式ページをご確認ください。

▶ ピレリ公式|SF2 製品ページ

車種別適合(代表純正サイズ)

チントゥラート オールシーズン SF2は、都市部を中心に使われるハイブリッド車・コンパクトカー・クロスオーバーSUVとの相性が良い。以下は変化の少ない代表的な純正サイズに基づく適合例。

  • トヨタ アクア(175/65R15 → 16インチアップで対応)
  • トヨタ プリウス(195/65R15/215/45R17)
  • トヨタ カローラ/カローラツーリング(205/55R16/215/45R17)
  • ホンダ フィット(185/60R15/195/55R16)
  • 日産 ノート/オーラ(185/65R15/195/55R16)
  • マツダ CX-3(215/50R18)
  • トヨタ C-HR(215/60R17/225/50R18)
  • トヨタ RAV4(225/65R17/225/60R18)

※ 車種・グレードによりサイズが異なる場合があります。適合の最終確認は車両の純正サイズをご参照ください。

まとめ|静粛・快適・雨を最優先したい都市ユーザーに最適な1本

チントゥラート オールシーズン SF2は、静粛性・快適性・雨の安定性を軸に設計された、都市部向けの全天候タイヤだ。高速のシャキッとした応答性や軽雪性能では突出しないものの、日常域での“しっとり落ち着いた走り”は同クラスでもトップクラス。冬の積雪が多くない地域で、年間を通して静かに快適に走りたいユーザーにフィットする。

よくある質問

ピレリ SF2はどんなユーザーに向いていますか?

静粛性や乗り心地の良さを重視する都市部ユーザーに向いています。雨の日でも安定して走れる性能があるため、通勤・日常の移動が中心の人や、年間で雪がほとんど積もらない地域との相性がとても良いタイヤです。

ピレリ SF2は冬の雪道も安心して走れますか?

軽い雪なら問題なく対応できますが、氷点下が多い地域や本格雪国では性能が不足します。3PMSF対応で“うっすら雪”なら使えますが、深雪や凍結路面ではスタッドレスタイヤほどの制動力は期待できません。

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