ヤフオクで出品をしようとしてみたものの、写真の撮り方をどうしたら良いのかわからない…という方のために、今回はヤフオクの出品写真の撮り方を詳しくまとめてみました。
出品写真に対して、過度に神経質になる必要はありませんが、商品を売買する訳ですから写真の撮り方が正しいか気になる…という方はぜひ参考にしてみてください。
ヤフオクの出品写真に関する基礎知識:
ヤフオクの出品に使う写真についてよく分からない…という方のために、出品写真に関する基礎知識もしっかりと解説していこうと思います。
これから不要になったものを出品する為にヤフオクを利用する予定があるなら、これらの知識を予め身につけておくようにしてくださいね。
ヤフオクの出品写真とは:
ヤフオクの出品に使う写真は、検索ユーザーに商品の状態を教える役割があります。
出品写真は、スマホやデジカメで撮影した写真を出品時に画像として商品ページに載せて使用しますが、正確な状態を教えるためにも出品写真で視覚的にアピールしなければなりません。
人の目は、外部から得る情報の内、約80%を担っていると言われているくらい重要な情報収集源なので、出品写真においても軽視できない大事なポイントです。
また、商品の状態を正確に教えることが出来ていないと、落札者との間に認識の相違が生まれてしまい、発送して受け取りされた後にクレームや返品などのトラブルの原因にもなるので、正確な状態を伝えることが出来る出品写真が必要なのです。
掲載できる写真の枚数:
ヤフオクで使える出品写真の枚数は、10枚までです。
写真は多く掲載すればするほど商品についての情報が増えるため、落札への判断がつきやすく、さらに安心感や信頼が増すので、ならべく多くの写真を載せるようにしましょう。
しかし、10枚すべてを使い切らずに7〜8枚程度に抑えて、後ほどユーザーが質問欄から「ココが見たい!」と写真追加のリクエストがくる可能性もあるので、写真の掲載枠は少し余らせておくのがおすすめです。
また、商品のデメリットでもある、傷、汚れなどをより分かりやすく教えることが可能なので、どんどん活用して視覚的に商品への理解を深めてもらい、安心して落札できるように信頼につながる出品写真を掲載することが大切です。
掲載できる写真サイズ:
前述した通り、写真は10枚まで掲載可能ですが、1枚あたりのサイズは、データ量5MBまでのJPEG、GIF形式の写真に限られています。
写真サイズを示すピクセル表示では、上下のいずれかが1200ピクセルまでとなり、この数値を超える写真は、ヤフオク側で自動的に縮小されてから掲載されます。
縮小された写真は、上記の様に、縦と横の比率が3:4の規格になるように自動的に縮小されるようですね。
縦長でも横長でも掲載は可能ですが、片方が極端なサイズの写真を使用すると、上下もしくは左右に空白ができてしまいます。この場合、表示される写真が小さくなりユーザーから見えにくくなるので注意が必要になります。
検索結果とカテゴリリストの表示方法を商品一覧で「画像」を選択している場合、写真は1:1の比率になるようにヤフオク側で自動的に縮小されます。
スマホを使用したヤフオク出品写真の撮り方:
それではここから、出品写真の撮り方を解説していきます。
売れやすいヤフオク出品写真の撮り方は、
- バランスを意識する
- シンプルな背景を選ぶ
- 明るい場所で撮影する
- 光の反射をなくす
- 影を作らない工夫
- 傷などのデメリットは分かりやすく撮影する
この6つのポイントを押さえる事が重要なので、以下から確認していきましょう。
① 全体のバランス:
6つの出品写真の撮り方でもっとも大切なのがバランスを意識して撮影することです。
例えば、
- 雑に置かれている
- 斜めになってる
- 端が切れている
こんな風に撮影されている写真は、出品写真として伝えるべき特徴を把握しにくくなります。
出品写真の撮り方としておすすめなのは、中心に商品(被写体)がくるように配置し、カメラと商品が平行になるように上下のバランスを意識して配置しましょう。
② 背景:
商品の状態を正確に伝えるためには、背景にも注意が必要です。
背景色は商品より目立ってはいけないので、シンプルで主張しない背景色を選びましょう。
背景色以外にも、出品する商品以外の物が写真に映り込むと、映ってしまった物も商品だと勘違いされる事もあるので、撮影するときは余計なものが映らないように注意しておきましょう。
③ 明るさ:
写真で商品の状態を伝えるためには、明るい場所で撮影する必要があります。
同じ商品でも、明るい場所で撮影された写真と暗い場所の写真を比較すると、やはり明るい場所で撮影された写真の方が良い出品写真といえます。
明るい場所の写真は、商品の外観を隈なくチェックすることができますが、暗い場所の写真は、全体を確認しにくくなるので第1印象が大事な出品写真としてはおすすめできません。
④ 光の反射:
前述した様に明るい場所で撮影するのは、出品写真の撮影に適しています。
しかし、明るいが故に商品(被写体)の表面がツルツルとした素材だとどうしても光が反射してしまい、写真が見にくくなってしまいます。
この光の反射をなくすには、配置を変えるか、撮影者のカメラ位置の高さを上下に変えてみて下さい。
光の反射は、少し角度が違うだけで改善されることが多いのですが、どうしても反射がなくならない場合は、撮影する時間帯や違う日にずらすなどの対応が必要になります。
⑤ 影:
また、明るい場所で撮影するときに自分の手や体が照明の位置次第では、商品と重なって影になってしまう事が多いです。
影ができてしまうと、商品が見にくくなるので出品写真には映り込ませないために影を作らない工夫が必要になります。
室内で写真を撮影する時は、照明器具(光源)の真下であれば影を作ることなく撮影することができます。
屋外であれば、太陽光と撮影したい被写体の位置関係を室内撮影と同様に考慮する必要がありますが、同じ様に光源の真下というのは不可能なので太陽を前方にして撮影すると影になりにくいのでおすすめです。
つまり、《太陽→被写体→撮影者》という配置なら影を作らず、良い写真が撮れます。
⑥ 傷や汚れ:
商品の傷や汚れは、分かりやすく撮影する必要があります。
傷などのデメリットを隠すのは、トラブルに発展するので絶対にやってはいけないことです。
ユーザーに状態を把握してもらうために必ず撮影しましょう。
しかし、全ての傷や汚れを写真撮影しても出品写真には枚数制限があるので、目立つ場所の写真を使いましょう。
ヤフオク出品写真のよくあるQ&A:
『ヤフオクの出品写真に関して分からないことがまだまだある!』
という方の為に、よくある質問をQ&Aスタイルで制作しました。もっと知識を深めたい方はお読みください。
Q.室内撮影でおすすめの照明の色は?
出品写真を撮影する場合は、自然光が見やすいとされています。
市販されている室内用の照明色は、以下の3種類です。
- 昼光色
- 昼白色
- 電球色
この3つの中から最も自然光に近い色は、昼白色なので出品写真に適した照明色にしたい人は、ぜひ使ってみてください。
Q.室内撮影で、位置を変えても写真に影が映る、どうしたらいい?
前述した通り、照明位置の関係で、影ができてしまいます。
被写体の位置を変えても影ができてしまう場合、カメラのズーム機能を使用しましょう。
通常の撮影距離よりも少し離れた状態からカメラをズームにして撮影すると大半の影はなくなり、写真に写り込む事がなくなります。
しかし、カメラをズームにすればするほど写真の解像度が低くなり、鮮明な写真ではなくなるので、あくまでもどうしても影ができてしまう時の対処法です。
ズームにする量と解像度を意識して、ベストなバランスを選んでください。
Q.タグや文字が小さくて撮れない場合どうする?
衣類のタグや素材表示、商品ロゴなどの小さくて細かい部分を撮影する時にもおすすめなのが、カメラのズーム機能とオートフォーカス機能です。
タグなどが上手く撮れない状況として考えられるのは、
- 指や手が写真に映る
- 表示が小さくて文字がぼやける
この2つだと思います。
原因としては、小さな被写体なので指でタグをつまみながら撮影していて写真に写り混んでしまうケースや文字自体が小さくてピントが合わないからです。
前述した、室内撮影の影の件と同様に少し離れた所からカメラをズームにし、文字が読めない場合は、文字部分を指でタッチしてオートフォーカス機能を使ってみて下さい。
この2つの機能を使用すれば、小さいタグや細かい文字もキレイに撮影することができます。
Q.出品写真ってあとから変更できる?
ヤフオクで出品するとき写真を掲載しますが、あとから違う写真に変更したいということですね。
残念ですが、出品写真の削除と入れ替えはできないルールになっています。
写真の追加は可能ですが、削除や入れ替えをしたい場合は、出品を一度やめて再出品する方法をとりましょう。
まとめ:
ここまでヤフオクの出品写真について詳しく解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
基本的にヤフオク出品用に撮影した写真を自分が見て状態が分かりやすいならOKです。
分かりやすい出品写真はヤフオク検索ユーザーにリアルな商品の状態を伝える事にもなりますから、
- 出品写真の基本知識
- 正しい状態を伝える撮り方
- よくあるQ&A
の3つは把握しておくようにしてくださいね。これだけでヤフオクの出品写真は完璧ですよ。
以上、ヤフオク専門家がスマホを使用した出品写真の撮り方を徹底解説!画像サイズと枚数を把握しておきましょう。…という記事でした。