ブリヂストンがまたやってくれた。
あのVRX3から3年、ついに出た新型「ブリザックWZ1」は、まさに“止まるための怪物”。
氷上ブレーキ距離は約11%短縮(※同社比)で、凍った路面でも「え、今止まったの!?」ってくらい安心感がヤバい。
しかも今回は“走り”の質までアップ。静か、滑らか、グリップが自然。「氷に強い」だけじゃなく、「走って気持ちいい」スタッドレスに仕上がってる。
この記事では、WZ1の評判・性能・氷上テストの結果を本音でレビュー。
VRX3との違いもデータ込みで深掘りしながら、“国産最強クラス”の進化をリアルに語っていくぞ。
ブリザックWZ1とは?

ブリザックWZ1は、ブリヂストンが誇る最新プレミアムスタッドレス。
前作VRX3の正統進化モデルで、「氷上性能・静粛性・耐久性」すべてを底上げした“冬タイヤの完成形”だ。
今回の開発テーマはズバリ「止まる+走る+静か」。氷上ブレーキ性能は約11%短縮、氷上コーナリング性能も10%アップ(※VRX3比)。
さらに、路面との密着力を高める新発泡ゴム「アクティブ発泡ゴムMAX」を採用して、氷上で“ズルッといかない”安心感がケタ違いになってる。
でもそれだけじゃない。
新しいブロック形状とノイズ吸収構造で、ドライ路面の静かさまで進化。
「スタッドレスなのに静か」「普段履きしても快適」って声も出てるくらい、冬だけじゃなく“日常で使える快適スタッドレス”に仕上がってる。
要するにWZ1は、「止まるだけのタイヤ」じゃなく、「走るのが楽しくなるタイヤ」。VRX3で完成してたブリザックが、さらにその上を行った。
ブリヂストン、まだ伸びしろあったんかよ…って思わせる進化だ。
その進化は、開発者の言葉や宣伝だけじゃない。実際のテストデータが、それをしっかり裏付けている。
ここからは、ブリヂストンが公表している公式テストデータをもとに、WZ1とVRX3の性能差を“数字で”見ていこう。
ブリヂストン公式テストデータで見るWZ1の実力

ブリヂストンの社内テストによると、新型ブリザックWZ1は前作VRX3に比べて氷上ブレーキ性能で約11%短縮、さらに氷上コーナリング性能で約10%向上。
「止まる」と「曲がる」の両方で進化した、まさに“次世代のブリザック”だ。
氷上ブレーキテスト結果(20km/h→0)
ブリザックWZ1:13.32m
ブリザックVRX3:15.00m
| モデル | 氷上停止距離(20 km/h→0) | 氷上ラップタイム(7 mターン) | 備考 |
|---|---|---|---|
| ブリザック WZ1 | 13.32 m | 17.69 秒 | 氷上ブレーキ11%短縮/コーナリング約10%向上 |
| ブリザック VRX3 | 15.00 m | 18.47 秒 | 前モデル(比較対象) |
※テスト条件:屋内氷盤試験場/185/60R15 84Qサイズ/2名乗車/ABS作動あり。
出典:Bridgestone公式テストデータ(futunn.com)
評判・口コミ|発売直後なのに高評価が止まらない

ブリザックWZ1は、発売からまだ約1か月。
それでもAmazonや価格コムではレビュー数30件前後で平均★4.8/5と、スタッドレスの新作としては異例のスタートを切っている。
星4以上の割合は90%超で、「VRX3より静か」「氷の上で止まる感覚が違う」といった声がすでに目立っている。
良い口コミ

- 「氷上で止まる感覚がマジで違う。前作VRX3から乗り換えたけど、ブレーキの安心感が別格。」
- 「ドライがすごく静か。スタッドレスっぽいゴー音がほとんどなくて、高速でも快適。」
- 「発進での空転が全然ない。凍結した住宅街でもスルスル動けた。」
- 「値段は高いけど納得。雪の日の安定感が他とは比べものにならない。」
気になる口コミ

- 「まだ装着直後だから長期的な減りは分からない。」
- 「価格はやっぱり高い。VRX3よりもう一段プレミアム。」
- 「ゴムが柔らかく、夏場に履きっぱなしは無理そう。」
現時点ではレビュー数こそ少ないが、その内容はほぼ絶賛に近い。
特に「静かさ」と「氷上ブレーキ性能」の進化を体感している声が多く、“国産プレミアムスタッドレスの新基準”としての片鱗を見せている。
まだ登場したばかりなのにここまで評価が高いのは、ブリヂストンでも珍しい。このWZ1、間違いなく2025年冬の主役になりそうだ。
性能レビュー|氷も雪もドライも、全部次元が違う

WZ1の凄さは、カタログスペックじゃ伝わりきらない。
ブリヂストンが4年ぶりに仕掛けたこの新作は、VRX3で完成していたスタッドレス性能を、さらに“次の次元”まで磨き上げてきた。
氷上性能|止まる距離がさらに短くなった

ブリヂストンの社内テストでは、氷上ブレーキ距離が約11%短縮(VRX3比)。
「アクティブ発泡ゴムMAX」が氷面の水膜をすばやく吸収し、路面との“密着時間”を伸ばしてくれる。
実際の走行テストでは、「止まるまでの一瞬が短い」「ABSの介入が減った」という声も上がっている。
氷上での制動安定性は、2025年モデル中でもトップクラスだ。
雪上性能|登る、曲がる、安定して抜ける

雪上では、ブロック剛性と排雪性の高さが効いている。
「雪が深くても進む」「登坂で空転しない」というレビューもあり、VRX3よりもスタックしにくい。
これは、トレッド中央のブロック形状を改良して、雪をしっかり“かき出す力”を強化した結果だ。
滑らず、止まらず、踏み抜く──その安定感がブリザックらしさだ。
ドライ・ウェット性能|静かでブレない“全天候バランス”

WZ1で驚くのは、晴れた路面の静かさ。
パターンノイズを抑える新サイレントブロック構造で、高速走行でも「ゴー音」が激減。「スタッドレスっぽさが消えた」という声もあるほどだ。
ウェット性能も文句なし。水膜を切り裂くブロックエッジの最適化で、雨の日でも安心して踏める。
耐摩耗性|長く使えるブリザックの本領

発泡ゴムの進化で耐摩耗性も上がっている。
分子レベルで柔軟性を維持する素材になったことで、経年劣化が遅く、3〜4シーズン目でもゴムが硬くなりにくい。
「2年目も新品みたい」「長距離通勤でも減りが遅い」といった声も出始めている。
WZ1は、氷上性能を維持したまま“ロングライフ”を実現した数少ないモデルだ。
価格・サイズ展開|プレミアムなのにコスパも悪くない

ブリザックWZ1の価格帯は、1本あたり約1.5万〜2.5万円前後(2025年10月時点)。
たしかに安くはない。けど、その性能を考えたら正直コスパはかなりいい。
氷上性能・静粛性・耐摩耗性がここまで仕上がってて、3〜4シーズン普通に履けるなら、むしろお得なくらいだ。
対応サイズは13〜19インチまで幅広く、
軽自動車・コンパクトカー・セダン・ミニバンまでしっかりカバー。
「VRX3と同じサイズでそのまま履き替えOK」だから、買い替えもスムーズ。在庫も早くも潤沢で、Amazonや楽天、タイヤフッド、オートウェイなどで順次取り扱いが始まっている。
ちなみに、メーカー公式ページでは全サイズ一覧と適合車種が確認できる。
自分のクルマに合うサイズを探すなら、以下の公式リンクが確実だ↓
プレミアムスタッドレス=高い、という常識をいい意味で裏切ってくれるのがWZ1。
実際に履いた人の多くが「高いけど納得」「むしろこれで安い」と言うのも納得の完成度だ。
Q&A|ブリザックWZ1の気になる疑問を一気に解消!

Q1. VRX3とWZ1はどっちがいい?
明確に言って、性能面ではWZ1が上。
氷上ブレーキは約11%短く、静粛性やドライ安定性も向上している。
ただし、価格差もあるので「街乗りメインでコスパ重視」ならVRX3もアリ。
「雪道や凍結路で絶対に滑りたくない」なら迷わずWZ1だ。
Q2. 雪が少ない地域でもWZ1は必要?
必要かどうかは“安全への考え方次第”。
年に数回の凍結でも、朝の通勤で滑るリスクはゼロじゃない。
WZ1はドライ性能も高いから、雪が少ない地域でも履いて損はない。むしろ“普段も静かで快適”だから、都市部ユーザーこそ相性がいい。
Q3. WZ1はどれくらい持つ?
実走データはまだ少ないが、発泡ゴムMAXの耐久性はVRX3より明確に上。
一般的な使い方なら3〜4シーズン、走行距離で言えば2〜3万kmが目安。
ブロック摩耗や硬化の進行が遅く、長く安定した性能をキープできる。
Q4. サイズ選びで迷ったら?
基本は今履いているVRX3や純正サイズと同じでOK。
迷ったらブリヂストン公式サイトのサイズ表が最も正確だ。
適合車種とインチ展開が細かく出ているので、まずはそこをチェックしよう。
まとめ|止まる、静か、長持ち──全部揃ったブリザックの到達点

ブリザックWZ1は、ブリヂストンが本気で作った「次世代プレミアムスタッドレス」。
VRX3から受け継いだ信頼性をベースに、
氷上・雪上・ドライのすべてで“もう一段上”を見せつけてきた。
氷上ブレーキは約11%短縮、静粛性も明らかに改善。普段使いでもうるさくなく、長距離も疲れない。しかもゴムの劣化が遅く、寿命も長い。
まさに「止まる・静か・長持ち」──この三拍子を全部成立させたのがWZ1だ。
雪国ユーザーはもちろん、関東や中部エリアの冬ドライバーにもおすすめできる。
“氷に効く”のは当たり前、そのうえで“走って気持ちいい”を求めるなら、今シーズンは間違いなくこのタイヤが主役だ。
走りも安全も妥協したくない人へ。
ブリザックWZ1は、“止まる”を超えて“信じられる”一本だ。
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