ハンコックタイヤの名前を見たことや聞いた事はあっても、どんなタイヤメーカーなのか詳しくご存知ない人も多いのではないだろうか。
本記事では、そのハンコックの基礎知識とともに種類や評判などを徹底解説していきたいと思う。
ハンコックタイヤに興味があってこれから装着したい…という方はもちろんのこと、そもそもハンコックタイヤを選ぶべきかで迷っている方にも役立つ内容となっているので、気になる方は参考にしてほしい。
では早速見ていこう。
ハンコックタイヤ|基礎知識
最初にハンコックタイヤの基礎知識から解説を始めよう。
ハンコックタイヤについて深く知るためには基礎の把握が大切。まずはこの項目からじっくりと読んでおこう。
生産国
ハンコックタイヤの生産国は「韓国」。1941年に創業した韓国の老舗タイヤメーカーがハンコックタイヤを生産している。サマータイヤやスタッドレスタイヤの他にも多種多様な製品を世界中に提供している。
評価
ハンコックタイヤは韓国内はもとより世界からも高い評価を得ているタイヤメーカーだ。
韓国国内では販売シェア45%を獲得し、圧倒的な人気を誇る韓国No. 1のタイヤメーカーなのだ。
世界では7位、アジアで3位と数えきれないほどあるタイヤメーカーの中でも世界有数のタイヤメーカーとなっている。で、世界約180ヶ国以上に販売をしています。
世界的にもフォルクスワーゲン(VW)やぜねなるモーターズ(GM)の純正装着タイヤとして供給されているので性能は申し分ありません。
多くの自動車メーカーにタイヤ供給
ハンコックタイヤは、世界180以上の国々に輸出され、多くの自動車メーカー純正装着タイヤに採用されている。日本国内ではトヨタや日産、ミツビシやダイハツなどに装備され、海外ではBMWやメルセデスベンツなどにも採用されている。
ラインナップ
サマータイヤやスタッドレスタイヤの他にも多種多様な製品を世界中に提供している。
ハンコックタイヤは豊富なラインナップのタイヤを販売している。夏タイヤや一般的な乗用車タイプ、SUV・ミニバン用、バン・軽トラック用のタイヤを販売しています。
スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤの取り扱いもあり、幅広いラインナップを取り揃えています。
ハンコックタイヤ|種類
ここではハンコックタイヤの種類について解説しよう。主に
- 低燃費タイヤ
- スポーツタイヤ
- コンフォートタイヤ
- ミニバン専用タイヤ
- オールシーズンタイヤ
- SUV・4×4
- 商用車用タイヤ
- スタッドレスタイヤ
この8つの種類に分けられ、それぞれにラインナップされているタイヤがある。
では具体的にどんなものがあるのか種類ごとに一つ一つ解説しよう。
低燃費タイヤ
まずは低燃費タイヤ(エコタイヤ)から見ていこう。
転がり抵抗の低減と燃費性能に優れている特徴を持ち、安価なこともあり様々な車種から人気となっている。
ハンコックタイヤの低燃費タイヤはこの2種類
- enfren eco
- OPTIMO H426
enfren eco
ハンコックの低燃費タイヤの中でもっともハイグレードモデル「enfren eco」。燃費と快適さに優れ、どちらも高いレベルで両立している。燃費を良くしたい方や乗り心地、静粛性も気になる方におすすめ。
おすすめボディタイプ:セダン、コンパクト
OPTIMO H426
ハンコックのスタンダードモデルの低燃費タイヤ「OPTIMO H426」。 スタンダードといっても燃費性能以外にも走行性能や快適性もしっかりと確保している。価格も手頃でメリットは多い。
おすすめボディタイプ:セダン、コンパクト、ミニバン
スポーツタイヤ
続いて、ドライグリップやウェット性能に優れているハンコックのスポーツタイヤを解説。
ハンコックのスポーツタイヤは以下の2種。
- ventus v12 evo2
- ventus prime3
ventus v12 evo2
優れたドライグリップとウェット性能を実現しているハンコックのフラッグシップタイヤ「ventus v12 evo2」。
スポーツタイヤでありながら静粛性や乗り心地についても高いレベルに達している。同メーカーを代表するプレミアムタイヤだけあって全体的な完成度はかなり高い。
おすすめボディタイプ:スポーツ、セダン、コンパクト
ventus prime3
上質な快適さが魅力の「ventus prime3」。
スポーツタイヤならではの、走行性能の高さにコンフォートタイヤの快適性能を+したようなバランスの良さが◎。乗り心地の良さと静粛性も備えているライトスポーツタイヤだ。ハンコックタイヤの中でも人気タイヤなので迷った方はこれがおすすめ。
おすすめボディタイプ:スポーツ、セダン、軽自動車
コンフォートタイヤ
乗り心地や静粛性(静かさ)に優れるコンフォートタイヤを確認しよう。
ventus s1 noble2 plus
乗り心地や静かさなどの快適性能の高さが魅力の「ventus s1 noble2 plus」。
その快適さは、非対称トレッドデザインが生み出し、Aqua Hydroブロックデザインと新技術シリカが「高いウェット性能・制動性能・摩耗耐久性」を実現している。
コンフォートタイヤならではのエグゼクティブな快適さを求めている方はこのタイヤが合う。
おすすめボディタイプ:セダン、ミニバン
ミニバン専用タイヤ
続いて、ハンコックタイヤのミニバン専用タイヤを見ていこう。
ミニバン特有の弱点を補ってくれるメリットがあるため、その名の通りミニバン乗りにおすすめだ。
KINERGY ECO RV
快適性能に優れたミニバン専用タイヤKINERGY ECO RV (キナジー エコ アールブイ)。
重心が高いミニバンに発生しやすい「ふらつき」や「偏摩耗」などを抑制してくれる。燃費性能もグレードAaと高く、低燃費ミニバン専用タイヤだとも言える。
おすすめボディタイプ:ミニバン
オールシーズンタイヤ
さまざまな路面変化に対応できるオールシーズンタイヤ。名前の通り、全天候型タイヤとも呼ばれる。
アイスバーンなど凍結した道路は走行できないが、突然の降雪への対策をしておきたい…そんな方におすすめだ。
KINERGY ECO 4S
KINERGY ECO 4Sは、全天候型のオールシーズンタイヤ。
「時には夏タイヤとして」「時には冬タイヤとして」どの季節でもしっかりと役割も果たしてくれる。
おすすめボディタイプ:セダン、コンパクト
SUV・4×4
ハンコックのSUV・4×4用タイヤはこの3種類。
- Dynapro HP2
- Dynapro AT-M
- Dynapro MT
Dynapro HP2
オンロード用 SUVタイヤでありながら乗用車タイヤ並みの快適性能を備えるDynapro HP2 (ダイナプロ エイチピーツー)。
市街地や高速道路どちらもこなす優れた走行性能も魅力のひとつ。どちらかというと悪路よりも街乗りが多い方におすすめする。
おすすめボディタイプ:セダン、コンパクト
Dynapro AT-M
悪路走破性と剛性の高さが魅力の4×4・SUV用タイヤDynapro AT-M( ダイナプロ エー ティー エム)。
特徴的なタイヤパターンとブロック構造を採用することで悪路をものともしない走破性の高さを実現している。
おすすめボディタイプ:SUV、4×4
Dynapro MT
V字のトレッドデザインを採用することで悪路走破性を向上させているDynapro MT(ダイナプロ エム ティー)。
悪路走破性にくわえ、駆動力と加速性にも優れているため過酷な状況化でも確かなパフォーマンスに期待できる。
おすすめボディタイプ:SUV、4×4
商用車用タイヤ
トラックやバンにおすすめのハンコック商用車用タイヤはこの2種類。
- Vantra LT
- AH11(S)
Vantra LT
高荷重状態のライトトラックの傾きや偏摩耗を抑制してくれるVantra LT(バントラ エルティー)。
おすすめボディタイプ:ライトトラック、バン
AH11(S)
耐久性と耐摩耗性が魅力のライトトラック用タイヤAH11(エーエイチ ジューイチ エス)。
先進的なトレッドデザインを採用することで優れたハンドリングと操舵安定性を確保している。
おすすめボディタイプ:ライトトラック、バン
スタッドレスタイヤ
冬用タイヤとして凍結路面にも対応するハンコックのスタッドレスタイヤはこの2種類。
- Winter I’cept IZ2 A
- Dynapro I’cept RW08
Winter I’cept IZ2 A
Winter I’cept IZ2 Aは日本専用のスタッドレスタイヤだ。
ハンコックなので生産国はもちろん韓国だが、北海道で研究・開発によって日本の路面に合った性能を備えているため降雪量が多い地域でも安心して使える。
また、冬用タイヤとしてはロードノイズが少ないの魅力。
おすすめボディタイプ:セダン、コンパクト
Dynapro I’cept RW08
Dynapro I’cept RW08は雪上走行に優れたSUV・四駆駆動車におすすめのスタッドレスタイヤ。
4本の縦溝が排水効率を高めウェット路面での安定走行をもたらし、2本の屈折した溝が雪道への高いグリップを実現している。
また、トレッドブロックの配置技術「クロスブロックシステム」が雪上走行での優れたブレーキングと操舵安定性を生み出す。
おすすめボディタイプ:SUV、4×4
ハンコックタイヤ|評判・口コミ
ここからはハンコックタイヤの評判を詳しく紹介しよう。
ハンコックタイヤを購入した人がどのような感想を持っているのかこの機会にしっかり把握しておいてほしい。
良い評判・口コミ
高い国産タイヤの半額で購入。コスパ最強です。
グリップもライフも申し分なく、ロードノイズも問題ないレベルと思います。なので今回もおかわりしました。
ハンコックは購入2回目ですが、安価なのにどんな天候でもなかなかのグリップが有りタイヤノイズも静かで・レグノには敵わないけど・ライフも3年位大丈夫でした
国産と違いがわからない。性能は必要十分。しかも格安!次もコレにしたい。
ハンコックタイヤの良い口コミや評判を見ていくと、「安くて性能も十分」という声が多く見られる。
価格で選び、性能にはそこまでの期待はしていなかったが使用してみて「性能の高さに満足した」という声も確認できた。
軽自動車やコンパクトカーからミニバンやSUVに取り付けた方からの口コミも多く、車種を問わず幅広く支持されていることが分かる。
悪い評判・口コミ
S001と比較すると縦グリップはやはり無い。削れ方は良いが早い。
サイドウォールがフニャフニャなので乗り心地は柔らかくなるが当然反応が悪い。
回転方向が有るので左右のローテーションが出来ないのでそこがマイナス
タイヤの形パターンは気に入っていたのですが、エルグランドでは2万キロ位しか持ちませんでした。車が重いのでしょうがありませんけど
ハンコックタイヤの悪い口コミや評判を見ていくと、「タイヤの減りが早い」という声が多少見受けられました。
種類や銘柄にもよるが、サイドウォールが柔らかいタイヤの場合、減りが早いと感じることもあるようだ。
アジアンタイヤは柔らかいものが多いが、ハンコックタイヤにもその傾向があることを評判・口コミから読み取れる。
ハンコックタイヤ|販売店
ハンコックタイヤは日本国内でも知名度が年々高まってきてはいるものの、まだまだブリジストンやヨコハマタイヤのようにメジャーではないためどこでも販売しているわけではない。
販売店は主にAmazonや楽天などのインターネット通販での取り扱いが多く、購入を検討しているならこの買い方がおすすめだ。
インターネット通販の他には、ハンコックタイヤのOEM製品がカー用品店「イエローハット」で購入が可能。OEM製品のためハンコックではなく、「ZETRO」という名称になる点は注意しておきたい。
ハンコックタイヤ|まとめ
今回は、ハンコックタイヤ(hankook)についてご紹介させて頂いた。
ハンコックタイヤは日本国内のみならず海外でも評価されている製品を製造・販売しているタイヤメーカーだと理解して頂けたはずだ。