ダンロップのプレミアムコンフォートタイヤ「VEURO VE304」は、静粛性・操縦安定性・摩耗耐久を高い次元で両立したモデルだ。
街乗りから高速ロードまで、「快適で安心して走れる」タイヤを探しているなら、この1本は注目だ。
この記事では、その実力と特徴を技術背景も交えてVE304の寿命を詳しく解説していく。
ビューロVE304の特徴とは？
ダンロップのプレミアムコンフォートタイヤ「VEURO VE304（ビューロ ブイイーサンマルヨン）」。
2020年から販売され、ダンロップがラインナップしている中でも最高峰の静粛性をもつタイヤなんだ。
VE304は車内空間にエグゼクティブさをもたらす静粛性だけではなく、ハンドリングやウェット性能についても高く評価されている。
しっかりとしたハンドリングは安定感と運転の疲れを軽減し、ウェット性能は最高グレード「A」を獲得。
肝心のタイヤ寿命については、より長続きするよう性能持続技術が搭載されている。経年劣化による性能低下の少なさに期待がもてる。
評判からVE304の寿命をチェック！
では、ビューロVE304の寿命を評判からチェックしていきたいと思う。
減りの早さ・ひび割れなどVE304の寿命について実際に装着した人がどんな感想もったのか見ていこう。
良いレビュー
VEURO VE304に交換して、2年で16000キロ走行しました。摩耗は耐摩耗性はかなり優秀と思います。
ビューロ ve304に交換して3年6ヶ月で２0000キロ走行して残り溝は6ミリ！
耐久性もあるし、寿命の良いタイヤだと思います。
重量級のSUV車に装着して25000キロ走行してもまだまだ溝も高いし、耐久性は良さそうです。
静粛性にこだわりがあるので、これまでレグノやアドバンデシベルを履かせてきました。
静かさは圧倒的にビューロですね。コンフォートタイヤですが、減りも早くないし寿命も長くなるかと思います。
悪いレビュー
エコタイヤ等と比べるとVE304の摩耗は遅くていいんですが、距離を走ると性能の劣化を感じます。
30000キロまでは性能を十分発揮してくれますが、40000キロからは快適性やウェット性能がやや低下してきた印象。
2年くらい経つとサイドにヒビが入り始めます。タイヤの減りは少なく摩耗には強いのは良かったところですね。
ひび割れがひどくなってきて溝はまだ十分にあったけど使い始めから丸4年で買い替えを検討しています。
めちゃめちゃ静かなタイヤだし、グリップもまったく問題なし。
減りにくいけどひび割れは普通にでてくる。
レビューから分かったVE304の寿命の特徴
ビューロVE304の寿命をレビューからチェックしてきましたが、まとめると以下2つの特徴があると思う。
〈ビューロVE304の寿命の特徴〉
- 摩耗に強くて減りにくい
- ひび割れのしやすさは普通
摩耗に強くて減りにくい
VE304の寿命の評判でも多くみられたのが「摩耗に強くて減りにくい」こと。
静粛性に優れているプレミアムコンフォート摩耗が早く、寿命も短くなる場合が多いけどビューロVE304はこの手のタイヤの中ではかなり摩耗に強い。
摩耗を基準に寿命を考えるとVE304はかなりの距離を走行できると思う。50000〜60000キロ前後はいけそう。
ひび割れのしやすさは普通
摩耗に強いVE304だけど、ひび割れのしやすさは普通〜やや強めといったところ。
評判だと2年くらいからひび割れが発生してくることが多く、履き替えから4年前後になると割れ具合が気になり始めることが分かった。
ただ、経年劣化によるひび割れはどのタイヤも避けられない部分だけど、VE304のひび割れは早くないし、むしろやや強い方かなと思う。
Q&A｜VEURO VE304に寄せられるよくある疑問
「静かって本当？」「本当に長く使えるの？」「走りも楽しめる？」――そんな疑問を抱えている人に向けて、実際のレビューと技術データをもとに答えていく。
Q1. 本当に静粛性が高いの？
はい。実際の試乗レビューでは「走り出した瞬間から静か」「ロードノイズ・パターンノイズともに明らかに抑えられている」という声あり。
特に「前モデル VE303 と比べてノイズ24％減」「ロードノイズ29％減」という開発データも出ている。
Q2. 摩耗・耐久性はどうなの？
高剛性トレッド設計＋水素添加ポリマー採用で、摩耗後もウェットグリップが落ちにくい構造になっている。
長く使いたいユーザーにも安心できる仕様だ。
Q3. ウェット性能・雨の日も安心？
64サイズ中63サイズがラベリングで最高グレード「a」を取得しており、濡れた路面でも制動力・グリップともに高水準。
安心して使える性能と言える。
Q4. 走り（ハンドリング）性能はスポーツ寄り？
VEUROシリーズは「コンフォート＋走りの両立」がテーマ。剛性を確保しつつマイルドな乗り味で、操舵感・応答性も高評価。
とはいえ“専用のスポーツタイヤ”ほど尖ってはいないので、快適性を重視する人にも向いている。
Q5. 高価格帯だけどコストに見合う価値ある？
価格はハイエンドだが、静粛性・快適性・耐久性・ウェット安心のトータルバランスを見ると“納得できる”評価の声多数。
長くクルマを乗るなら選択肢になりうる一本だ。
まとめ｜VEURO VE304は“快適＋安心＋長持ち”を求めるなら有力モデル
VEURO VE304は、「静かで快適」「操縦安定性も高い」「摩耗・ウェット性能も妥協しない」というハイレベルな三拍子を備えたプレミアムコンフォートタイヤだ。
価格は高めだが、その価値を実感しているユーザーも多い。終始安心して走りたい、クルマの乗り味も妥協したくないというユーザーには、非常に魅力的な選択肢と言えるだろう。
関連記事｜快適＆プレミアムタイヤ選びを深掘り
快適性・静粛性・長寿命を重視したタイヤ選びをしているなら、以下の記事もあわせてチェックしておこう。
走りと居住性を両立したモデルを探すためのヒントになるぞ。
- ▶ 軽自動車の乗り心地の良い静かなタイヤおすすめランキング｜快適すぎるコンフォートタイヤを紹介します。
静粛性・快適性に焦点を当てた軽自動車向けタイヤレビュー。 - ▶ 耐摩耗性の高いタイヤおすすめランキング｜評判の良い長持ちタイヤを紹介します。
長く使えることを重視するならこちらも参考だ。 - ▶ ピレリ パワジーのロードノイズはうるさい？口コミから静粛性を調べてみた結果！
同価格帯で“静かさ”が強みの他モデルとの比較に。 - ▶ 峠で攻められるタイヤを探している？走り屋が選ぶ最強モデル7選。
快適性も大事だけど“走り”も捨てたくないならこちらも見ておこう。
