冬になるとスタッドレスの履き替えをしなくちゃいけないけど、正直めんどくさくないですか?
夏も冬もオールシーズンタイヤで済むならそれに越したことはないと思って、「トーヨータイヤ・セルシアス」っていうタイヤの評判について調べてみた。
最初は「TOYOってどうなの?」って思ってたけど、調べていくうちに意外と使えそうかも…という印象に変わってきたので、この記事ではその結果をまとめてみる。
トーヨータイヤ セルシアスとは?|オールシーズンタイヤの基礎知識

「セルシアス(CELSIUS)」は、トーヨータイヤが展開する国産オールシーズンタイヤ。
個人的に調べてみたところ、夏タイヤとスタッドレスタイヤ、それぞれの“いいとこ取り”をしたようなコンセプトになっていて、履き替えの手間を減らしつつ安全性も確保しているのがポイントだった。
自分みたいに「スタッドレスにするほどじゃないけど、雪が降るとちょっと不安…」という人には、ちょうどいいポジションのタイヤだと思う。
以下に、調べてわかった特徴をひとつずつ紹介していく。
【1】スノーフレークマーク付き|冬用タイヤとしても使える

「セルシアス」はスノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤ。
これは欧州などの冬タイヤ規制でも通用する「冬性能あり」の証で、チェーン規制時も通行可能になるケースがある。
積雪時にも走れる設計になっており、ラメルブロックやジグザグの溝配置でしっかり雪を掴むような構造。
関東〜関西のように「たまに雪が降る地域」なら、これ1本で冬を乗り切れる仕様だ。
【2】ドライ・ウェット性能も妥協なし|夏タイヤに近い走り

「冬対応だからドライ性能は弱いんじゃ?」と思いがちだけど、セルシアスは夏場でも安心して走れるよう設計されている。
センターリブの剛性を高め、ブレーキ時やコーナーでもグリップを確保。ウェット性能も高められており、ハイドロプレーニングへの耐性も十分。
オールシーズンタイヤにありがちな「グニャッとした感覚」が少ないのも評価ポイントだった。
【3】静粛性と乗り心地にも配慮

実は、セルシアスはトレッドパターンを非対称設計にすることで、騒音を抑える工夫もされている。
実際のレビューでも「思ったより静か」「ロードノイズは控えめ」といった声が多い。
さらに、柔らかめのゴム素材が路面の細かい凹凸を吸収するため、乗り心地がマイルドになるという意見も。
家族を乗せる人や、長距離ドライブが多い人にも向いている印象だ。
【4】国産ならではの安心感と品質管理

海外製のオールシーズンタイヤに比べると、価格はやや高め。
でも「セルシアス」は国産メーカー(トーヨー)の製品なので、品質管理や耐久性に関してはかなり信頼できる。
雪道や雨天の安全性だけでなく、経年劣化の少なさや剛性バランスの良さも感じられる仕上がりで、総合的な安心感は国産ならではだと感じた。
このように、「セルシアス」は“ただのオールシーズンタイヤ”ではなく、「国産の安心+本格的な冬対応」まで盛り込まれた1本。
次のセクションでは、実際に使っている人のリアルな評価や口コミを紹介していく。
【評判】トーヨータイヤ セルシアスの評価はどう?

「特徴はなんとなく分かったけど、実際の使用感ってどうなんだろう?」
ということで、実際にセルシアスを履いている人の口コミや評価を調べてみた。
オールシーズンタイヤって賛否分かれるけど、セルシアスに関してはけっこうバランスが良いという声が多かった印象。
以下に「良い点」「気になる点」を分けて紹介するので、自分の使い方に合っているかどうかの参考にしてほしい。
良い口コミ・評価(メリット)
1. 雪の日でもそのまま走れる安心感


「通勤中に雪が降ったけど、全く問題なく走れた。スタッドレスほどじゃないけど、凍ってなければ普通に止まる」(20代・男性)

「まさかの積雪でも出かけられた。スタッドレスに履き替えるのが面倒だから、これ一本で済むのは助かる」(30代・男性)
冬用規格に対応しているだけあって、「ちょっとした雪」なら普通に走れるという声が多い。
スタッドレスほどのグリップはないけど、「いざというときに走れる」という安心感は大きい。
特に都心部や郊外など、“たまに雪が降る”エリアのユーザーから好評価。
2. ドライ・ウェット性能も十分で普段使いに困らない


「正直、夏タイヤとの差が分からないくらい普通に走れる。ウェットでも問題なし」(20代・男性)

「雨の日でもブレーキの効きが不安になることはないし、コーナーでのグリップも自然な感じ」(40代・男性)
セルシアスは「冬タイヤ」寄りの設計だけど、ドライ&ウェット性能も意外と高い。
夏タイヤと同じように走れるというレビューもあり、通年タイヤとしての完成度は高いといえる。
3. 静粛性や乗り心地にも配慮されている


「思ったより静か。オールシーズンってゴーッて鳴るイメージだったけど、全然気にならない」(30代・男性)

「ロードノイズが少ないから、家族を乗せても気にならない。乗り心地も柔らかくて疲れにくい」(40代・女性)
タイヤのパターンやコンパウンドに工夫がされているため、快適性にも配慮されている点が好評。
特に家族や同乗者がいるシーンで「静かさ」は重要。
「オールシーズン=うるさい」というイメージを覆している。
気になる口コミ・評価(デメリット)
1. 本格的な雪国には向かない


「東北で使ってみたけど、圧雪や凍結ではやっぱりスタッドレスじゃないと不安」(50代・男性)

「ブラックアイスバーンではさすがに滑る。札幌じゃ無理」(40代・女性)
やはり本格的な降雪地帯ではスタッドレスには敵わない。
あくまで「緊急対応」レベルで、常時雪道を走るならセルシアスは不向き。
2. 転がり抵抗がやや大きく燃費に影響?


「ちょっと燃費が落ちた気がする。1km/Lくらいだけど」(30代・男性)

「夏タイヤと比べるとやっぱり少し重い感じ。滑らかさは減った」(40代・男性)
冬性能を確保するためにトレッドが柔らかく、抵抗が増えやすいというデメリットも。
「燃費命」という人には少し気になる部分かもしれないが、日常的に気にしない人なら許容範囲。
【評価まとめ】トーヨータイヤ セルシアスはコスパに優れた「履きっぱなしOK」な万能タイヤ

トーヨー セルシアスをいろいろ調べてみて感じたのは、「タイヤ交換の面倒くささ」と「急な雪への不安」両方を解消してくれる、ちょうどいい立ち位置のタイヤだということ。
たしかに「ガチの雪国」では厳しいという声もあるけど、都心部や関西圏のように“めったに降らないけど、降ると大変”という地域では本当に便利。
特にスタッドレスの履き替えや保管場所、交換工賃などを考えると、コスト面でもかなり優秀だと思った。
タイヤってつい「どれも一緒」と思いがちだけど、実は選び方ひとつで日常のストレスがかなり減る。
セルシアスは、そういう意味で「ちょうどいい選択肢」を探している人にぴったりの1本。
セルシアスはこんな人におすすめ

トーヨー セルシアスは、こんな人に特におすすめ:
- 普段はドライ路面中心だけど年に数回雪が降る地域に住んでいる
- タイヤの履き替えや保管が面倒くさい
- スタッドレスを買うほどではないけど急な積雪が心配
- 国産タイヤで信頼できるブランドがいい
一方で、降雪や凍結が頻繁な地域(東北・北海道など)に住んでいる人は、素直にスタッドレスタイヤを選んだ方が無難。
セルシアスはあくまで「都市部向けの安心タイヤ」というポジションで捉えた方がいい。
Q&A|トーヨー セルシアスに関するよくある疑問

以下では、セルシアスを検討中の“気になるポイント”をQ&A形式でまとめてる。
使用環境や目的を考えて、どんな疑問にも答えるぞ。
Q1. セルシアスは雪道でも使えるの?
はい。ただし「本格的なアイスバーン・深雪」では限界があります。
スノーフレークマーク(3PMSF)付きで雪道対応の設計ながら、専用スタッドレスほどの氷上グリップはないというレビューもあります。
参照:ケンデンブログ
Q2. 通年使えるオールシーズンとしてセルシアスを選んでいい?
十分検討に値します。
ドライ・ウェット路面の評価も高く、氷雪が少ない地域なら「履き替え不要」というメリットが活きるモデルです。
Q3. どんな車や用途にセルシアスがおすすめ?
サイズ展開が比較的豊富で、セダン・ミニバン・SUVなど幅広く対応。
積雪が多くない地域で“一年通して快適&安心”を求める人に向いています。
Q4. セルシアスを長く使うためのポイントは?
- 空気圧を月1回チェック。
- 5,000~10,000km毎のローテーション。
- 偏摩耗や片減りがあれば早めにアライメント調整。
これを実践すれば、セルシアスの性能をより長持ちさせられます。
Q5. セルシアスに向かない人はどんなケース?
雪深い地域・頻繁に登坂のある環境・スポーツ走行をする人には、より雪用/性能特化型のタイヤを選ぶほうが安心です。
セルシアスは「万能型オールシーズン」に位置付けられています。
【結論】セルシアスは「雪も見据えた、都市部向けの安心タイヤ」

タイヤ交換の手間を減らしつつ、突然の雪にも対応できる!そんな“ちょうどいい1本”を探しているなら、トーヨー セルシアスはかなり有力な選択肢になる。
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