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冬に強い“万能型”──トーヨー セルシアス(Celsius)

タイヤ名鑑

冬の都市部で一番危険なのは、雪より“冷えた雨”。その低温ウェットに強く、軽い雪にも対応する万能型オールシーズン──それがトーヨー セルシアスだ。

サマー以上・スタッドレス未満という独自ポジションで、普段使いの安心感を最大化するために生まれた1本。

「冬の不安は抑えたい。でもスタッドレスまでは必要ない」──そんなユーザーのリアルな悩みに真正面から応える、都市型ウィンターオールシーズンの代表格だ。

基本スペック(概要)

  • 発売年:2015年
  • パターンタイプ:非方向性パターン
  • ロードインデックス/速度記号:(例)91H
  • 適合車種:軽自動車、コンパクト、セダン、ミニバン、SUV

簡易性能チャート

    • ドライ:柔軟性を高めた構造で街乗りの操作性が素直。ハンドル入力に対してクセが少ない。
    • ウェット:低温で発熱しやすいコンパウンドが雨のグリップを安定させる。冬の冷たい雨に強い。
    • 静粛性:細かなピッチ配置でロードノイズを抑制。高速よりも都市部の走行で静かさが光る。
    • 乗り心地:しなやかなサイドウォールが段差の突き上げをやわらげ、快適性が高い。
    • 雪:高密度サイプが細かな雪を噛みやすく、都市部の“うっすら積雪”で安心感を出しやすい。

公式データ(メーカー公表)

      • 3PMSF:なし
      • M+S:あり
      • EUラベル:ウェット C〜D/転がり抵抗 C〜E/静粛性 70〜72dB
      • パターン構造:非方向性パターン
      • コンパウンド技術:多機能ポリマー配合コンパウンド
      • 発売年:2015年

開発ストーリー

トーヨー セルシアスの開発コンセプトは、「スタッドレスまでは要らないけれど、サマータイヤでは冬が不安」という都市部ユーザーのリアルな悩みを解消することにある。

特に意識されたのは、雪よりも事故が多い“低温ウェット”と、都心部でたまに降る“うっすら積もった雪”への対応だ。

そのため、サマータイヤより柔らかく発熱しやすいコンパウンドを採用しつつ、高密度サイプと非方向性パターンで軽雪のグリップも確保する構造が取られている。

深雪や本格的な積雪路はスタッドレスに任せつつ、都市部の冬を通して「普段どおりに走れる安心感」を重視した、国産らしい万能型オールシーズンとして設計されているモデルだ。

他社比較|静粛型・バランス型・高速安定型で見るセルシアスの立ち位置

オールシーズンタイヤはモデルごとに得意分野が大きく異なる。
セルシアスは「軽雪×低温ウェット寄りのバランス型」。ここでは3つの抽象カテゴリで、セルシアスの立ち位置を整理する。

① 静粛型(例:ヨコハマ ブルーアース4S AW21)

街乗りのしっとり感と静けさを重視したタイプ。
日常走行の静粛性ではAW21が優位だが、冬の冷たい雨や軽雪ではセルシアスがより安定しやすい特性を持つ。

② バランス型(=セルシアスのポジション)

ドライ・ウェット・雪を全体的にまとめた万能系。
特にセルシアスは「低温ウェットの強さ」と「軽雪対応」を両立しており、都市部の冬に合わせた実用性が高い。

③ 高速安定型(例:ミシュラン クロスクライメート 3)

高速域での直進安定性と剛性感を優先するカテゴリー。
高速道路主体ならCC3が強いが、街乗り・冬の雨・軽雪といった日常域ではセルシアスが使いやすいシーンが多い。

※ この比較はタイヤ構造と開発思想から整理した“方向性の違い”で、優劣を示すものではない。

メリット・デメリット

メリット

      • 冬の冷たい雨に強く、低温ウェットでの安定感が高い
      • 細かなサイプで軽雪の路面を捉えやすい
      • しなやかなサイドウォールで乗り心地が良い
      • 非方向性パターンでローテーションの自由度が高い

デメリット

      • 高速域での安定性は控えめでスピード走行向けではない
      • 柔らかめのゴム特性で寿命が平均〜やや短め
      • 3PMSFがないため本格的な冬性能は期待できない

サイズ展開(主要サイズ)

ここでは流通量が多い主要サイズだけを抜粋している。

      • 155/65R14
      • 165/70R14
      • 175/65R15
      • 185/65R15
      • 195/65R15
      • 205/55R16
      • 215/45R17

※ 全サイズ一覧ではなく、代表的なラインナップをまとめた形だ。

車種別適合(代表純正サイズ)

主要車種の代表的な純正サイズを基準にまとめている。

軽自動車

155/65R14(N-BOX、タント、スペーシアなど)

コンパクト

175/65R15(ヤリス、フィットなど)

セダン

195/65R15(プリウス、アリオンなど)

ミニバン

205/55R16(ウィッシュ、ジェイドなど)

※ グレードで純正サイズが違うことがあっても、ここでは代表的な純正サイズで整理している。

まとめ

トーヨー セルシアスは「サマー以上・スタッドレス未満」の絶妙なポジションで、都市部の冬に最もフィットする万能型オールシーズンだ。

特に冷たい雨や軽雪といった“都市部で実際に起きる冬の路面”に強いのが最大の武器。高速域の剛性感は控えめだが、街乗り中心のユーザーにとっては扱いやすさと安心感を高い次元で両立している1本だ。

「冬の備えをしておきたい。でもスタッドレスを履くほどの地域じゃない」──そんなユーザーなら、セルシアスは間違いなく候補に入る実用的な選択肢になる。

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