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【名鑑】ラウフェン S FIT AS-01 LH02|コスパは入口、乗り心地が本命

タイヤ名鑑

「ハンコックの技術が、このタイヤを作った」と言えば、大げさに聞こえるかもしれない。

だが、ラウフェン(Laufenn)S FIT AS-01 LH02(エス フィット エーエス ゼロワン エルエイチゼロツー)は、それが事実だ。

韓国タイヤ大手ハンコックのセカンドブランドとして生まれたラウフェンが、SUVやミニバンといったRV車のために設計したこのモデルは、静粛性・乗り心地・コストパフォーマンスという三つの要素を高い次元でまとめ上げた。

価格を見て手が伸び、乗り始めて驚く——そんな体験が、このタイヤの本質を物語っている。

ハンコックの技術を受け継いだセカンドブランド「ラウフェン」

ラウフェン(Laufenn)は、韓国タイヤメーカー最大手ハンコック(Hankook)が2014年に立ち上げたセカンドブランドだ。

「手の届く価格でハンコック品質を」という明確なコンセプトのもと、トレッド配合から内部構造まで、親ブランドの開発ノウハウを惜しみなく受け継いでいる。

S FIT AS-01 LH02は、その中でもRV専用として開発されたモデルで、日本市場でも国内正規品として流通している。M+S(マッド&スノー)表記を持ち、オールシーズン的な使い勝手も備えながら、基本はサマータイヤとして設計されている。

非対称トレッドと4本の排水溝が生む、全天候への対応力

LH02の設計において中心となるのが、非対称トレッドパターンと4本の縦溝(サーキュムフェレンシャルグルーブ)による排水システムだ。外側ショルダーブロックを大きく取ることでコーナリング時のグリップを確保し、内側は剛性を高めてドライ直進安定性を担う。センターリブは連続構造で、高速域での操舵応答性を支える。

また、ハンコックが培ってきた3Dサイプ技術を採用しており、ウェット路面での制動力と排水性を高めている。大雨の高速道路でも接地面からの水抜けが速く、ハイドロプレーニング(水膜現象)の発生を抑制する。RV車特有の重心の高さを考慮した設計であることも、このタイヤの特徴のひとつだ。

5項目で読む実力:静粛性と乗り心地で国産に並ぶ

スペック表には現れない、実走シーンに基づいた性能を5段階で評価した。

  • ドライグリップ(★★★★☆):非対称トレッドの外側ショルダーが踏ん張りを生み、SUV・ミニバンの重量を受け止める。街中から高速まで、安定感は水準以上だ。
  • ウェット性能(★★★★☆):4本の縦溝と3Dサイプが排水を分担し、雨天時の制動・旋回ともに良好。ただし低温域(7℃以下)ではグリップが落ちるため、季節の変わり目には注意が必要だ。
  • 乗り心地(★★★★★):RV専用設計のしなやかなカーカス剛性が、路面の微細な凹凸を丁寧に吸収する。国産プレミアムクラスと比較しても引けを取らない、このタイヤ最大の武器だ。
  • 静粛性(★★★★★):ノイズ低減リブの効果で、高速道路でのロードノイズを効果的に抑制する。「交換したら静かさに驚いた」という声が多いのも納得の仕上がりだ。
  • 耐摩耗性(★★★★☆):長寿命を意識したトレッドコンパウンドで、摩耗の進みは穏やか。RV車の重量を受け止めながらも、ライフは十分に確保されている。

国産RVタイヤとは土俵が違う:競合はコスパではなく品質で選ぶ

国産RVタイヤが品質・ブランドで横並びになる中、LH02は価格で一線を引く。しかし選ばれる理由は安さだけではない。

  • 国産プレミアム派(ヨコハマ ブルーアース RV03):燃費性能と静粛性はトップクラスだが、価格は倍近い。乗り心地と静粛性に絞れば、LH02は十分に拮抗する実力を持つ。
  • ★S FIT AS-01 LH02派「ハンコック品質をセカンドブランド価格で」という価値提案に共感するドライバーが選ぶ。乗り心地・静粛性を重視しながら、コストを賢く抑えたいSUV・ミニバンオーナーの第一候補だ。
  • 国産ミドル派(ダンロップ エナセーブ RV505):RV特化の安心感は同等。ブランドへの信頼感を重視するならこちらだが、コスト面ではLH02に分がある。

S FIT AS-01 LH02のメリット・デメリット

RV専用設計ゆえの強みと、割り切りが必要な部分を正直に整理しておく。

  • メリット:ハンコック品質をセカンドブランド価格で手に入れられる
    国産同等クラスの開発技術を持ちながら、販売価格は大幅に抑えられている。乗り心地・静粛性という日常域で最も体感しやすい項目で、国産プレミアムに並ぶ完成度を持つ。価格で選んで、品質で驚く——それがこのタイヤの真骨頂だ。
  • デメリット:低温・深雪域では本領を発揮できない
    M+S表記はあるが、7℃以下での性能低下は避けられない。本格的な冬道や凍結路には対応できず、積雪地域での冬季はスタッドレスが必須だ。また高速域でのシャープな応答性はRV向け設計として意図的に抑えられており、スポーツ走行志向のドライバーには物足りなさが残る。

「リピート買いが多すぎる」:ユーザーと専門家の声

レビューを読むと、ある共通点に気づく。「これで十分すぎる」という確信が、異様に多い。

  • 評価の分かれ目:一部で「低温時のグリップが落ちる」という声も聞かれるが、それはサマータイヤとして設計された結果であり、守備範囲外での評価とも言える。むしろユーザーが口をそろえて高く評価しているのは、「ダンロップ・ブリヂストンから乗り替えても遜色なし」「価格が4分の1なのに品質は十分」という、日常域での満足感だ。みんカラやタイヤフッドでも複数回リピートするユーザーが確認されており、実際の使用に基づいた信頼の高さが伝わってくる。
  • 専門家の一言:一般的に「アジアンタイヤは国産の代替にならない」という先入観がある。しかしLH02は、ハンコックの開発技術をそのままセカンドブランドに落とし込むことで、その定説を覆した。「エントリー価格帯でこの乗り心地は驚異的」——この評価こそが、S FIT AS-01 LH02が名鑑に刻まれるべき最大の根拠だ。

このタイヤが最も輝く車:ミニバン、SUV、そして輸入車オーナー

乗り心地と静粛性を両立したLH02は、車種を選ばない汎用性がある。ただし、その性能差を最も鮮明に体感できるのは次のカテゴリだ。

  • ミニバン・ワゴン(215〜225mm幅、17〜18インチ):アルファード、ヴェルファイア、ステップワゴン、セレナ、エルグランドなど。静粛性と乗り心地の恩恵を最も受けやすいカテゴリで、長距離ドライブでの疲労軽減効果が際立つ。
  • SUV・クロスオーバー(215〜225mm幅、17〜18インチ):ハリアー、CX-5、エクストレイル、フォレスターなど。RV専用設計が重心の高さと車重を適切に支え、コーナリング時の安定感も確保される。
  • 輸入車セダン・ワゴン(205〜225mm幅、17〜18インチ):フォルクスワーゲン シャランなど純正タイヤが高価な輸入車オーナーに特に支持されている。「輸入車純正の4分の1の価格で、乗り心地は遜色なし」という体験談が複数確認されている。

S FIT AS-01 LH02 テクニカルスペック

インチアップやホイールマッチングの参考に。代表サイズの設計データをまとめた。

タイヤサイズ LI/SS(※1) 外径 (mm) 標準リム (inch)
205/50R17 89 / W 632 6.0
215/45R17 91 / W XL 627 7.0
215/50R17 91 / W 638 6.5
225/45R17 91 / W 632 7.5
225/50R17 94 / W 648 7.0
225/45R18 91 / W 648 7.5

※1 LI/SS:ロードインデックス(耐荷重)/ 速度記号(最高速度)。W表記は最高速度270km/hに対応。
※2 スペック値は代表サイズの参考値。実測値と若干異なる場合がある。購入前に必ず車両スペックと照合のこと。
※3 対応サイズは17〜18インチが中心。詳細はラウフェン公式サイトまたは販売店にて確認を。

まとめ

ラウフェン S FIT AS-01 LH02(エス フィット エーエス ゼロワン)は、価格で選んで乗り心地に驚くタイヤだ。ハンコックが培ってきた非対称トレッド技術と3Dサイプ設計を、RV車に最適化した形で惜しみなく投入している。静粛性と乗り心地の高さは国産プレミアムクラスと比べても遜色なく、それでいて価格は大きく抑えられている。

「コスパが良さそうだから試してみよう」と手を伸ばしたドライバーが、走り出した瞬間に「これで十分すぎる」と確信する。価格で選んで、乗り心地に驚く。SUV・ミニバンドライバーには迷わず勧めたい一本だ。

※本記事の性能評価はユーザーレビュー・専門家テスト・製品スペックをもとに編集部が総合評価したものです。走行条件・車両・使用環境によって体感は異なります。

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