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オールシーズンマックスAS1の評価は?超マルチコンパウンドと適合・デメリット

ダンロップ

【結論】ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)は、国内タイヤメーカーとして初めて乗用車用オールシーズンタイヤ市場に参入した、2019年生まれの先駆けモデルだ。夏タイヤとスタッドレスの中間という新しい選択肢を、住友ゴムが日本の道路事情に合わせて作り上げた1本である。

TIREHOODでのユーザー評価は4.22(235件、2026年9月時点)。発売から7年が経ったいまも一定の支持を集め続けている。

この名鑑では、超マルチコンパウンドをはじめとする技術の中身から、ブルーアース4S AW21・ベクター フォーシーズンズGen-3との違い、適合車種まで、オールシーズンマックスAS1の実力を一つずつ丁寧に解き明かしていく。

  1. なぜ今、ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)が国内オールシーズンの”原点”なのか
  2. ダンロップ オールシーズンマックスAS1の技術に見る、雪上トラクションと夏タイヤ同等の操縦安定性の両立方法
  3. DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1の性能を数値化する|5項目でみる強みと個性
  4. ダンロップ オールシーズンマックスAS1とブルーアース4S AW21・ベクター フォーシーズンズGen-3との決定的な違い
  5. ⚠️ダンロップ オールシーズンマックスAS1のメリット・デメリット|価格の手頃さは強いが、氷上性能への過信は禁物
    1. ⭕メリット:先発モデルならではの価格と流通の厚み
    2. ❌デメリット:氷上路面・現行サイズの縮小、2つの物足りなさ
  6. DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1は本当に”急な雪にも慌てない”のか?実走レビューと専門家データで検証
    1. 専門家の評|Car Watchの雪上試乗
    2. ユーザーの声|価格.comでの実走報告
  7. ダンロップ オールシーズンマックスAS1が似合う軽自動車・コンパクトカー、現行5サイズで見る適合
  8. ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)のスペックとラベリング|サイズ展開と価格帯を総まとめ
  9. ダンロップ オールシーズンマックスAS1についてよくある質問
    1. Q. ダンロップ オールシーズンマックスAS1はいつ発売されたモデルで、後継モデルは出ている?
    2. Q. オールシーズンマックスAS1は、夏タイヤと比べて雪道やウェット路面でどれくらい止まれる?
    3. Q. 凍結した路面でも、スタッドレスタイヤの代わりとして使える?
    4. Q. オールシーズンマックスAS1は、いまどのサイズがいくらで買える?
    5. Q. ブルーアース4S AW21やベクター フォーシーズンズGen-3とは、何が違う?
  10. まとめ:ダンロップ オールシーズンマックスAS1、元祖という肩書きを今も現役で背負う一本
  11. 街乗りでの実力と弱点を、商用版・競合・ランキングで確かめる
    1. 姉妹モデルとブランド全体を確認する
    2. 他社の主要オールシーズンと比較する
    3. 都市部向けランキングで俯瞰する

なぜ今、ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)が国内オールシーズンの”原点”なのか

ダンロップ オールシーズンマックスAS1のパッケージと発売当時の様子

オールシーズンマックスAS1は、2019年10月に住友ゴムが送り出した、国内メーカー初の乗用車用オールシーズンタイヤだ。「急な雪にも慌てない長持ち夏タイヤ」というキャッチコピーの通り、冬タイヤへの履き替えという毎年の手間そのものを見直す提案として登場した。

  • 参入のタイミング:海外ブランドが先行していたオールシーズンタイヤ市場に、国内大手として初めて本格参入した経緯があり、非降雪地域での急な積雪需要を見込んでの投入だった。
  • 設計思想の核:常温では夏タイヤ同等の硬さを保ちながら低温でも硬化しにくい独自コンパウンドを軸に、雪道・ウェット・ドライの3路面を1本でカバーするという方針。
  • 主戦場の明確化:非降雪地域や、降雪はあっても本格的なスタッドレスほどの氷上性能までは求めないユーザー層が主戦場で、豪雪地帯での通年使用は想定していない。
  • 現在地としての”きょうだい展開”:AS1自体の後継モデルは2026年時点で確認されていないが、2021年に商用車用のVA1、タクシー専用の「AS1 for TAXI」、2022年には小型トラック・バス用のSP LT22と、AS1を起点にしたシリーズ展開が続いている。

ダンロップ オールシーズンマックスAS1の技術に見る、雪上トラクションと夏タイヤ同等の操縦安定性の両立方法

オールシーズンマックスAS1のトレッドパターンとスイッチグルーブ

オールシーズンマックスAS1の骨格をなすのは、コンパウンドとパターン設計という2つの領域にまたがる工夫だ。どちらか一方に振らず、雪道と舗装路の両方で及第点を取りにいく設計になっている。

  • ①超マルチコンパウンド(=常温では夏タイヤ相当の硬さを保ちながら、低温下でも硬くなりにくいゴム配合):気温が下がるほど硬化してグリップを失う夏タイヤの弱点を補う一方、常温での剛性は保つため、非降雪期の摩耗や操縦安定性を犠牲にしない設計。
  • ②スイッチグルーブ(=トレッド中央に配置したへの字型の横溝):溝の交差ポイントを増やすことで雪をしっかり踏み固め、公式データでは夏タイヤ「エナセーブ EC204」比で雪上ブレーキ性能が49%向上したとされる。
  • ③Vシェイプ主溝と幅広センターリブ:Vシェイプ主溝が水膜をタイヤ側面へ効率よく排水し、EC204比でウェットブレーキ性能を10%向上。幅広センターリブがアスファルト路面を正確に捉え、夏タイヤ同等の操縦安定性を確保している。

DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1の性能を数値化する|5項目でみる強みと個性

オールシーズンマックスAS1の性能評価を示すイメージ

公表されている自社比較データと、TIREHOOD・価格.comでの実走レビューをもとに、同価格帯のオールシーズンタイヤを基準とした相対評価で整理した。第三者機関の計測値ではなく、公式データと実走レビューを踏まえた編集部独自の相対評価であることは先に伝えておく。

評価項目 スコア 根拠コメント
ウェット性能 4.0 / 5.0 公式データで夏タイヤ比+10%のブレーキ性能。価格.com投稿者の試算でもウェットグリップはb相当と推測されている。
雪上性能 3.5 / 5.0 公式データで夏タイヤ比+49%のブレーキ性能。ただしCar Watchの試乗記では、氷が絡む路面での旋回性能はスタッドレスに一歩譲ると報告されている。
静粛性 4.0 / 5.0 自社夏タイヤに近いパターンノイズを実現。試乗記でも「格段に静か」という体感が報告されている。
操縦安定性 3.5 / 5.0 幅広センターリブによりドライ路面での正確な操舵感を確保。夏タイヤ同等の水準を謳う。
コストパフォーマンス 4.5 / 5.0 TIREHOOD価格帯は1本7,480〜12,760円と、同カテゴリーの他ブランドより明確に手頃。
  • 最大の強み:コストパフォーマンスの4.5。国内オールシーズンの選択肢の中でも価格の手頃さは際立っている。
  • 意外な健闘:静粛性の4.0。オールシーズンタイヤは構造上ノイズが出やすいとされる中、夏タイヤに近い静かさを実現している。
  • 割り切っている点:雪上性能の3.5。踏み固める力は強いが、氷が絡む路面での旋回性能はスタッドレスに及ばないと試乗記でも明言されている。

ダンロップ オールシーズンマックスAS1とブルーアース4S AW21・ベクター フォーシーズンズGen-3との決定的な違い

オールシーズンマックスAS1と競合タイヤの比較イメージ

非降雪地域でオールシーズンタイヤを探すと、必ずと言っていいほど候補に挙がるのがこの3本だ。同じ「オールシーズン」という括りでも、価格帯と性格はかなり分かれている。

比較項目 オールシーズンマックスAS1 ブルーアース4S AW21 ベクター フォーシーズンズGen-3
発売時期 2019年10月(国内メーカー初参入) 2020年1月(国内投入) 2022年8月
ラベリング 国内JATMA非公表(価格.com投稿者の試算でウェットb相当と推測) 国内JATMA非公表 国内JATMA非公表(欧州参考:175/65R14でウェットB・転がり抵抗D)
最大の強み 価格の手頃さと流通実績 乗り心地の柔らかさ・静粛性 ウェット性能と燃費性能のバランス
性格 バリュー系オールシーズンの先駆け コンフォート寄りの上位モデル グローバル標準の中核モデル
対象車種 軽自動車〜コンパクトカー中心(13〜18インチ) コンパクト〜SUVまで幅広く(14〜20インチ程度) コンパクト〜ミドルクラス中心(14〜19インチ程度)

価格.comの実ユーザー掲示板でも「BluEarth-4S AW21とCrossClimate 2で迷っている」「ヨコハマかベクター フォーシーズンズGen-3か」という相談が寄せられており、AW21・Gen-3はどちらかというとプレミアム寄りの選択肢として比較される傾向にある。AS1はその一段下の価格帯で、まず試してみたい層の受け皿になっている。

  • 価格を最優先するならAS1:1本1万円前後からという価格は、オールシーズンタイヤを初めて試す人の心理的ハードルを大きく下げる。
  • 乗り心地の柔らかさならAW21:サイドウォールのしなやかさを評価する声が多く、突き上げ感を嫌うユーザーに向く。
  • 燃費性能とのバランスならGen-3:欧州基準のラベリングでも転がり抵抗の低さが確認でき、通勤距離が長いユーザーに向く。
3本の性格を一言でまとめるなら、AS1は「まず試す」ための1本、AW21は「乗り心地を求める」ための1本、Gen-3は「燃費との両立を狙う」ための1本という住み分けになる。ただし、AW21・Gen-3の価格はAS1のおよそ1.5〜2倍に達する点は購入前に把握しておきたい。

⚠️ダンロップ オールシーズンマックスAS1のメリット・デメリット|価格の手頃さは強いが、氷上性能への過信は禁物

ダンロップ オールシーズンマックスAS1のメリットと氷上性能の限界を示すイメージ

オールシーズンマックスAS1が背負っているのは、全天候をパーフェクトにこなす役割ではなく、非降雪地域の”もしも”に手頃な価格で備えるという役割だ。

⭕メリット:先発モデルならではの価格と流通の厚み

発売から7年が経ち、TIREHOODでの価格は1本7,480円からと、同カテゴリーの他ブランドと比べても明確に安い。流通量も安定しており、在庫切れで購入時期を選ぶ心配が少ないのも、先発モデルとしての強みだ。

❌デメリット:氷上路面・現行サイズの縮小、2つの物足りなさ

①氷が絡む路面では旋回性能に不安が残る

Car Watchの試乗記では、雪上のトラクション性能自体は評価されつつも、氷を交えた路面では横方向のグリップが一瞬抜ける場面があると報告されている。スタッドレスタイヤのような氷上での安心感までは求められない。

②発売時21サイズから、現在の流通は5サイズまで縮小している

2019年の発売当初は155/70R13〜225/45R18の21サイズを揃えていたが、2026年9月時点でTIREHOODに流通しているのは145/80R13〜165/70R14の5サイズのみ。18インチなど大径サイズを求めるユーザーには選択肢が限られる。

非降雪地域で軽自動車・コンパクトカーに乗り、価格を優先したいユーザーには実用域だが、大径サイズを装着している場合や氷上性能まで求める場合は、他の選択肢を検討したほうがいい。

DUNLOP ALL SEASON MAXX AS1は本当に”急な雪にも慌てない”のか?実走レビューと専門家データで検証

オールシーズンマックスAS1の雪上試乗の様子

メーカーが掲げる「急な雪にも慌てない長持ち夏タイヤ」というキャッチコピー。これが実際の路面でどこまで再現されているのか、専門メディアの試乗記とユーザーの声から確かめてみる。

専門家の評|Car Watchの雪上試乗

白馬村での試乗で見えた”夏タイヤ寄り”の乗り味

自動車ジャーナリスト・山田弘樹氏によるCar Watchの試乗記(2022年)では、ドライ路面での乗り味を「スタッドレスと夏タイヤの中間、やや夏タイヤ寄り」と評価している。プリウスでの実測値ではパターンノイズが63.2dbと、同社夏タイヤのエナセーブEC204(62.9db)にほぼ匹敵する静かさだったと報告されている。

編集部の見立て:非降雪地域のユーザーが気にする「オールシーズンタイヤはうるさいのでは」という不安に対して、実測値付きで答えている点は説得力がある。

氷上路面では”ヒヤリ”とする場面もあると正直に言及

同記事では、圧雪路でのトラクション性能を評価しつつも、氷を交えた路面のカーブでは「一瞬グリップが抜けて、舵が効かないまま軌跡がはらむ」と明記されている。

編集部の見立て:提灯記事になりがちな試乗レポートの中で、弱点を具体的な体感込みで書いている点は、オールシーズンタイヤの限界を理解するうえで参考になる。

ユーザーの声|価格.comでの実走報告

「公式データのウェット性能は伊達じゃない」という試算

価格.comの掲示板では、ユーザーがタイヤ公正取引協議会に提出された性能試験データ(AS1とエナセーブEC204のウェット制動距離比較)をもとに、AS1のウェットグリップ性能はb相当だろうという試算を投稿している。

編集部の見立て:メーカー非公表のラベリングを、公開データから逆算しようとする姿勢は、価格.comコミュニティらしい実証的な検証といえる。

ダンロップ オールシーズンマックスAS1が似合う軽自動車・コンパクトカー、現行5サイズで見る適合

オールシーズンマックスAS1が似合う軽自動車・コンパクトカーのイメージ

オールシーズンマックスAS1は、非降雪地域で軽自動車・コンパクトカーに乗り、冬支度の手間を減らしたい人向けの選択肢だ。

逆に、18インチ以上の大径サイズを装着している場合や、本格的な降雪地帯で通年使用したい場合は、対応サイズが豊富なブルーアース4S AW21や、氷上性能まで求めるならスタッドレスタイヤの方が現実的だ。

  • 軽自動車オーナー:145/80R13・155/65R13といった軽自動車の標準的なサイズを1本7,480円台からカバーしており、年に数回の積雪への備えとしてコストを抑えやすい。
  • コンパクトカーオーナー:155/70R13・165/55R14・165/70R14の各サイズが流通しており、通勤・通学メインの街乗りユースに向く。
  • この用途なら他モデルが向く人:18インチ以上のミドル〜大型セダン・SUVに乗っている場合は、現行流通サイズの対象外となるため、ブルーアース4S AW21やベクター フォーシーズンズGen-3の方が選択肢が広い。
タイヤサイズ 代表車種 価格目安(4本・税込) このサイズを選ぶ理由
145/80R13 75S 軽自動車(標準的なサイズ帯) 約29,920円〜(1本7,480円が目安) 現行流通サイズの中で最も手頃、軽自動車の標準的な扁平率
155/65R13 73H 軽自動車(やや扁平率の低いモデル) 約35,640円〜(1本8,910円が目安) 145/80R13よりやや扁平率の低い現行モデル向けサイズ
155/70R13 75H 軽自動車〜コンパクトカー 約35,640円〜(1本8,910円が目安) 軽自動車とコンパクトカーの境界域をカバーする定番サイズ
165/55R14 72H コンパクトカー(低扁平モデル) 約51,040円〜(1本12,760円が目安) 現行5サイズの中では最も高価格帯、低扁平モデル向け
165/70R14 81S コンパクトカー(標準的なサイズ帯) 約41,360円〜(1本10,340円が目安) 14インチコンパクトカーの標準的なサイズ

※価格はTIREHOOD調べ・税込・4本(タイヤ本体のみ、工賃・送料別、2026年9月時点)を参照した目安。在庫状況や販売店によって変動する。代表車種は一般的な装着傾向によるものであり、車両ごとの適合は必ず販売店で確認してほしい。装着予定のサイズが決まったら、同一規格で最新価格を確認したい。

ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)のスペックとラベリング|サイズ展開と価格帯を総まとめ

オールシーズンマックスAS1のスペック一覧イメージ

メーカー ダンロップ(DUNLOP)
シリーズ オールシーズンマックス(ALL SEASON MAXX)
モデル AS1
発売日 2019年10月1日
対象 乗用車(軽自動車〜コンパクト・ミドルクラス)
サイズ展開 発売時は155/70R13〜225/45R18の全21サイズ、2026年9月時点のTIREHOOD流通は145/80R13〜165/70R14の5サイズ
ラベリング 国内JATMAラベリング非公表(価格.com投稿者の試算ではウェットグリップb相当と推測)
価格帯 1本7,480円〜12,760円(2026年9月時点、TIREHOOD調べ)

※価格は2026年9月時点でTIREHOODにて確認した税込・1本価格の目安。購入時は装着予定サイズの最新価格・在庫を販売店で確認してほしい。

ダンロップ オールシーズンマックスAS1についてよくある質問

Q&Aの文字と虫眼鏡のイラスト

Q. ダンロップ オールシーズンマックスAS1はいつ発売されたモデルで、後継モデルは出ている?

A. 2019年10月1日に住友ゴムが発売した、国内メーカー初の乗用車用オールシーズンタイヤだ。2026年時点でAS1自体の後継モデルは確認されていない。一方で、2021年に商用車用のVA1とタクシー専用の「AS1 for TAXI」、2022年に小型トラック・バス用のSP LT22が登場し、AS1を起点にシリーズの幅は広がり続けている。

Q. オールシーズンマックスAS1は、夏タイヤと比べて雪道やウェット路面でどれくらい止まれる?

A. 公式データでは、夏タイヤ「エナセーブ EC204」と比べて雪上ブレーキ性能が49%、ウェットブレーキ性能が10%向上したとされる。雪上ではへの字型のスイッチグルーブが雪を踏み固め、ウェット路面ではVシェイプ主溝が水膜を側面へ逃がす設計が、それぞれの数値を支えている。

Q. 凍結した路面でも、スタッドレスタイヤの代わりとして使える?

A. 氷が絡む路面では、スタッドレスタイヤほどの安心感は期待できない。Car Watchの試乗記では、氷を交えた路面のカーブで横方向のグリップが一瞬抜ける場面があったと報告されており、編集部の相対評価でも雪上性能は3.5にとどめている。豪雪地帯での通年使用も想定されていないモデルだ。

Q. オールシーズンマックスAS1は、いまどのサイズがいくらで買える?

A. 発売当初は155/70R13〜225/45R18の21サイズを展開していたが、2026年9月時点でTIREHOODに流通しているのは145/80R13〜165/70R14の5サイズのみだ。価格は1本7,480〜12,760円(税込)で、最も手頃なのが145/80R13、最も高価なのが165/55R14となっている。

Q. ブルーアース4S AW21やベクター フォーシーズンズGen-3とは、何が違う?

A. 違いが大きいのは価格帯と持ち味だ。AS1は価格の手頃さと流通実績、AW21は乗り心地の柔らかさと静粛性、Gen-3はウェット性能と燃費性能のバランスを強みとしている。AW21・Gen-3の価格はAS1のおよそ1.5〜2倍に達する一方、対応サイズは18インチ以上の大径までカバーしており、現行流通が14インチまでのAS1とは選べる車格の幅も異なる。

まとめ:ダンロップ オールシーズンマックスAS1、元祖という肩書きを今も現役で背負う一本

ダンロップ オールシーズンマックスAS1のまとめイメージ

ダンロップ オールシーズンマックスAS1(ALL SEASON MAXX AS1)は、国内メーカーとして初めて乗用車用オールシーズンタイヤ市場に参入した先駆けモデルだ。発売から7年、自身に直接の後継モデルこそ生まれていないが、商用車用VA1やタクシー専用モデルへとシリーズを広げながら、いまも現役として流通し続けている。

特に、非降雪地域で軽自動車・コンパクトカーに乗り、まずは手頃な価格でオールシーズンタイヤを試してみたい人には、AS1の立ち位置がそのまま刺さる。一方で、18インチ以上の大径サイズや氷上性能まで求める場合は、ブルーアース4S AW21やベクター フォーシーズンズGen-3、あるいはスタッドレスタイヤを検討したほうがいい。後継を持たないまま、きょうだいだけを増やし続けているこの1本の立ち位置は、7年目に入ったいまも変わっていない。

街乗りでの実力と弱点を、商用版・競合・ランキングで確かめる

AS1の街乗り性能と知っておくべき弱点は本文で見えてきたはずだ。ここからは軽商用車向けの姉妹モデルや他社の主要オールシーズンとの比較、都市部向けランキングでの立ち位置まで見ていこう。

姉妹モデルとブランド全体を確認する

他社の主要オールシーズンと比較する

都市部向けランキングで俯瞰する

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